バンコク→スコータイ
チェンマイから一度バンコクに戻り、バンコクから鉄道でピッサヌローク駅を目指した。そこで、トゥクトゥクを捕まえて、最寄りのバスターミナルへ。そのバスターミナルからスコータイを目指した。
スコータイはアユタヤと違って、鉄道で一直線に行けないことが難点であった。しかし裏を返すとアクセスしにくいが故に、観光客でゴッタ返しておらず、落ち着いているという長所にもなり得た。
スコータイ遺跡
宿はスコータイのバスターミナルにほど近い適当な宿を選んだ。翌朝、天気が曇りの中でスコータイ遺跡を目指した。
スコータイ遺跡は世界遺産に登録されているにも関わらず、アユタヤに比較して観光客が少なく、静寂に包まれた中、のんびりと遺跡を堪能することが出来た。
遺跡を巡っている途中で、突然スコールが降ってきて、服はずぶ濡れであったが、遺跡の雰囲気が非常に良く、そのスコールさえもいつしか心地よさに。
会社に何と言って戻ろうか、悶々としていたが、慈愛に満ちた仏像に目を向けると、「君は生きているんだから、いくらでもやり直しが出来るよ。なるようにしかならない。流れを行け入れなさい。」と諭されたような気がした。
なんて素敵な遺跡なんだ。ここにいると不安や迷いが全て安らぎへ昇華されていくような気がする。ずっとここにいたい。
遺跡の雰囲気を心置きなく堪能していると、スコールは止み、ほのかな陽光が遺跡を照らしだした。
バンコクへ
スコータイ遺跡を堪能した後は、直通バスでバンコクに戻ることにした。バスの車窓からの田園風景が非常に美しく、バスよ止まってくれと何度思ったことだろうか。
バンコクのバスターミナルに到着し、そのまま友人宅へ戻った。友人には二日後に日本に戻ることを伝えた。
近所の格安チケットショップでタイ航空の大阪行きの航空券を購入した。