スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

UberEats 初回配達だけで19000円ゲットする裏技

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 下記リンクより、モッピーに入会します。

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Uber Eatsの検索

 モッピーに登録後、モッピーにログインしてUber Eats配達パートナー募集をクリックします。(Uberを入力すると検索候補に出ます)

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 POINT GETのバナーをクリック後に遷移した登録画面で登録します。ここで絶対に別の登録画面を開き直さないで下さい。

 必ずPOINT GETのバナーから遷移した画面で登録を行って下さい。

 

 登録の詳細については下記のリンクの参照して下さい。

bike-delivery.net

初回配達

朝の8時から10時の間を狙え

 初心者がいきなり、ラーメン、カレー(汁漏れリスク大)、寿司(型崩れリスク大)などの難易度の高い商品を配達するのはお勧めできません。一発目は朝8時から朝10時までの間に、その時間で営業しているマクドナルドかローソン案件をこなすのがお勧めです。

 朝8時から10時の間はマクドナルド、ローソン、スターバックスくらいしか回転していません。そのため、店の絞り込みがしやすいです。

 そして、他の配達員もいないので、確実に案件をこなせます。特にローソン案件が来たらラッキーですね。

 土日に少し早起きして、マクドナルドかローソンの近くで、読書しながら待っていれば、配達依頼が来ると思います。

 

早朝案件はマンションの一人暮らしの方が鉄板

 朝にマクドナルドを注文するお客様は、マンションの一人暮らしの若者が多いです。マンションですと番地がはっきり分からなくてもマンション名で場所を正確に判別できるので、道に迷うリスクが少ないです。

最低限必要な備品及び参考資料

 以下のリンクを参考にして下さい。備品がもったいなくて、手ぶらで、配達するのはお店からbad評価が来る可能性があるので、避けて下さい。

restart44.com

 

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初回配達完了&ポイントGET

 モッピー経由で登録後に初回配達を無事に完了すれば、モッピーのポイントに19000ポイントが付与されます。(私の時は18000ポイントでした)

 このポイントは現金及びPAYPAY、Tポイントなどに変換できます。

まとめ

 とりあえず、モッピー経由で登録して、初回配達だけして19000円GETするのはお得です。配達装備を一式取り揃えても1万円分以上のおつりが十分出ます。

 日頃運動不足の人は散歩やサイクリングのついでにお小遣いGETしようという気楽な気持ちで始めたら楽しいと思います。

  モッピーでは楽天の買い物、旅行などでもポイントがたまります。旅行の予約をすると気にモッピー→楽天トラベル経由でひと手間加えるだけで、お小遣い稼ぎが出来ます。

yasuyan.net

 

テレワーク廃止の流れか?!

自動車大手のホンダが連休明けから強制出社

 コロナ禍で、二年前から全社的にテレワークを行ってきたホンダが今年の連休明けから強制出社に方向転換するようです。

news.yahoo.co.jp

問題点

 在宅勤務に適している仕事と適していない仕事を分類して、在宅勤務の方が効率的な仕事は在宅勤務を継続、そうでないものは出社というように仕事の特性を加味すべきだと思います。

 何となく、皆が会社に集うと士気が上がるというような見せかけの精神論ではなく、実利面での検討が必要ですね。

「とりあえず出社」=「とりあえず会議」的なノリが怖い

 私はホンダの強制出社のニュースを見て、日本企業にありがちな、とりあえず会議で決めようぜ的なノリを感じざるを得ませんでした。

 会議の目的が曖昧でも、とりあえず会議をやると仕事を頑張った気になるあの不思議な感覚。

 百歩譲って、会議の目的が明確でも、会議は仕事の方向性を決める手段にしかすぎません。

 会議を開催しただけでは、仕事は何も前進していません。会議で決まったことを実行していくことからが本来の仕事なのです。

 上記の強制出社も社員の評価基準があいまいなまま、とりあえず出社させてみようという思考停止的なノリを感じるんですよね。

 というか、コロナが拡大した二年前からテレワークを全社的に導入していて、その環境下で仕事の進捗管理や成果物の質を担保するノウハウは蓄積できなかったのでしょうか?

 通常ならば、この二年間で、テレワークの問題点を把握して、それを改善するための施策が形成されても良いと思うのですが・・・。

テレワーク環境下で高い成果を出せる人材離れ

 IT、データサイエンス系でテレワーク環境下で高い成果を出していた優秀な人材は、強制出社に愛想をつかして、別の会社に転職する恐れもあります。

 すぐに転職しなくても、人員削減のタイミングでフルパッケージを貰って、真っ先に辞めるでしょうね。 

 上記の仕事はテレワークとの相性が良いです。むしろテレワークによって業務効率が向上します。そうした人達からもテレワークの環境を取り上げるのはマイナスでしかないです。

 特にIT人材は全般的に不足しているので、魅力的な環境を提示して、優秀な人材を奪い合っているのが現状です。

 ホンダは大手ですが、大手なのだから、簡単に人材流出はしないだろうという強気な姿勢が垣間見れるのは私だけでしょうか?

会社の業績が良くないのは、テレワークが原因ではない

 もし、会社の業績が上向かないから、テレワーク廃止というのは短絡的に思えます。本当にテレワークが原因なのでしょうか?

 個人的見解ですが、テレワークで質の低い仕事しか出来ない人は出社しても、仕事の質は上がりません。

 テレワークによって、成果物での評価が進み、何となく会社にいるだけで存在意義が無い人が可視化されたのではないでしょうか。

 よって、まずはテレワークを廃止する前にそうしたローパフォーマーをリストラするのが先決です。

まとめ

 会社に皆が集まれば、ワイガヤの闊達な議論が湧き起こり、会社のイノベーションも促進されるというのは非常に短絡的です。

 それならば、二年前のコロナ禍の前には活発にアイデア交換が起きたのでしょうか?こうしたことはテレワークというよりも会社の昔から存在する風通しの悪さだったりしないでしょうか?

 テレワークの廃止をする前に、一度立ち止まって、テレワークに向いている仕事を精査したり、会社に集う目的を考える必要があるのではないでしょうか?

yasuyan.net

 

 

 

無効電力とは何か?!

無効電力

 コンデンサーやコイルが回路に接続している時に発生する電力で、実際に消費されない電力という説明が一般的になされていますが、消費しない電力とは一体何のことだかさっぱり分からない人もいるでしょう。

 これについては一周期分の電力の計算を行うことで、納得出来ると思います。

電力の計算

通常の抵抗の場合

電圧と電流の振幅を簡単のためにいずれも1とします。

電圧 V=sinθ 

電流 I=sinθ

電力 P=VI=sinθ×sinθ=sin2θ=1/2(1-cos2θ)

0からπまでの積分値はπ/2

 

コンデンサーの場合

電圧と電流の振幅を簡単のためにいずれも1とします。

電圧 V=sinθ 

電流 I=sin(θ+π/2)=cosθ コンデンサーの電流は電圧に対して位相がπ/2進みます)

電力 P=VI= sinθ×cosθ= sinθcosθ=1/2×sin2θ

0からπまでの積分値は0

 

まとめ

有効電力

電圧と電流の位相が合致している部分の電力の積分値で、積分値は0にはなりません。

無効電力

無効電力とは電圧と電流の位相がπ/2ずれていて、一周期分の電力の積分値が0になります。

 

 

 

 

台風や地震でも無理して出社する日本人

 

 

災害発生時にも無理して出社する日本人

 最近、太平洋沿岸沿いを中心に地震が頻発しています。日本人の精神的な特性から、今後も災害発生時にも無理して出社する人が多くいると思われます。

 しかしながら、こうしたことは従業員本人及び会社にとって、リスクが非常に大きいものです。

 今回はこうしたリスクが非常に大きく、リターンは少ないのに何故日本人は災害でも無理して出社するのか考察しようと思います。

本当に出勤するべき人達のみが出勤すべき

 ここで、一点注意ですが、こうした災害時は医療機関、インフラなどのエッセンシャルワーカーのみが通勤すべきであり、それ以外の方はなるべく出勤を控えて、そうした方に道や席を譲ってあげるのが望ましい姿です。

 それでも何故、それ以外の人達も出勤してしまうのでしょうか?

残酷な真実

社員の立場

 災害発生時では公共交通機関に遅れが出ます。また、減便になり、激混みです。始業時間を大幅に超過し、昼前にやっと会社に到着します。

 さらに公共交通機関の社内が混んでいると新型コロナウィルスの感染リスクが大幅に上昇しますし、通勤中に災害に見舞われる可能性も存在します。

 このように様々なリスクを冒して疲弊した状態で出社しても、仕事に集中できるのでしょうか?

 結局、その日は会社には出勤した意欲を示しただけで、会社に対して大した貢献は出来ません。

 私の身の回りの体験だと、台風の日に無理して出社したせいで、疲弊して次の日に休んでしまう社員が一定数いました。

 それならば、最初から台風の日に休んで、収まった次の日に出社した方が良いじゃんと誰もが思うでしょう。

会社の立場

 出勤途中の社員が災害で、怪我をすれば労災になり、会社は社員に対して補償する必要があります。

 無理して出社させても、大したパフォーマンスがあげられないのに、リスクだけを背負い込み、全く利点がありません。

 

日本人のメンタリティ

 災害時に無理して出社する日本人のメンタリティーについては随所で語られていますが、ここの部分の根っこは相当深い気がします。

農耕民族

 日本人は田畑を中心として村を形成し、長年、集落の仲間と助け合いながら生きてきた農耕民族の精神性が根付いています。

 激しい雨が降って、田畑がぐちゃぐちゃになれば、村人の食料が欠乏し、生存の危機に瀕します。

 その為、激しい雨が降ったら、田畑に水が溜まらないように村人一同で水吐きを行う必要があります。そんな時に、危ねーからと言って、水吐きを手伝わない奴は、一発で村八分です。よって、村八分になってしまうことの潜在的な恐怖感が日本人には未だ根付いているのかもしれません。

メンバーシップ雇用

 現代は、多くの日本人が農耕を生業にしなくなりましたが、その代わりに会社が村の役割を担うようになりました。

 専門性を考慮せずに、総合職という枠で、会社の為に頑張ってくれる社員を緩く、広く採用して、会社の中でだけ生きて行けるように飼いならします。

 終身雇用が機能している間は、このような飼いならしは社員にとってもメリットがありました。

 今は終身雇用が絶対では無くなりましたが、会社という村を出て行く自信がある会社員は少ないので、会社から村八分にされまいと多くの会社員は考えます。

(今の20~30代の若者や高スキル社員を除き、新卒から会社の中でしか生きていけないように飼いならされてきてしまったので、今さらどうしようもなりません。)

災害時の出社をリトマス試験紙として利用する経営陣

 災害時に経営陣が出社している中、部下もそれに付いてきてくれるか否かで、部下の意欲や忠誠心を計ろうとする経営陣が未だに多いです。

 私は、台風の日に会社を休んだら、当時の上司から「お前より遠くから通勤しているあいつは会社に来てるぞ」とメールが来て、ゾッとした気持ちになりました。

 危険を冒してでも、会社に来ることを美徳とする価値観を私はついぞ理解出来なかったのでした。

 社員の意欲をこのような危険を冒して会社に来たかどうかで評価するのではなく、業務に関連する資格を意欲的に取得しているか、業務効率化のための工夫を日々実践しているかによって計るべきです。

 全く、終身雇用を保証出来なくなったくせに、社員に忠誠心だけは未だに要求する経営陣には困ったものです。 

パフォーマンスこそが唯一無二の存在

 会社は終身雇用を保証できなくなった今、社員が災害時に無理して出社することで、会社への忠誠心をアピールする時代は終わりました。

 これからは会社へのパフォーマンスの高さで、勝負する時代になってきたと思います。台風に無理して出社して、次の日に休む社員よりも、台風の日は体力を温存し、台風が過ぎ去った次の日に集中して働く社員の方が合理的です。

 このように会社に良いパフォーマンスを与えてくれる社員が、これからの時代に求められる社員です。

まとめ

 メンバーシップ型の終身雇用の時代が終わりつつあることを経営層も労働者もいい加減受け入れて、ある程度ドライな関係性になったほうが、お互いに幸福だと思います。

 そして、意欲は仕事上のパフォーマンスや社員の自己啓発(業務に関連する資格の取得)によって計るべきです。

 

 

長い春休み(東日本大震災からの逃亡)パクセー

ルアンパバーンからパクセーへ

 ラオス北部のルアンパバーンから南部の都市パクセーを目指す。バスは寝台のVIPバスを選択した。

 このようなVIPバスと言われるものは通路沿いに2段ベッド式の寝台が設置されており、完全に横になりながら移動できる。

 ビエンチャンからルアンパバーンへの道のりで、座席での移動にヘトヘトだった自分には非常にありがたかった。

 バスは夜通し走ったが、明け方にエンジントラブルで二時間ほど立ち往生。予定より遅れたが、無事にパクセーに到着した。

のどかなパクセー

 ビエンチャンの大気汚染、ルアンパバーンの喧騒に疲れた自分にとって、そうしたノイズが無いパクセーは非常に居心地が良かった。ホテルの個室で、疲労した心と体を休めることが出来た。

世界遺産プラサート・ワット・プーへ

 ホテルで一泊し次の日に世界遺産プラサート・ワット・プーへ出かけた。パクセーからの直行バスが無く、三輪バイクタクシー→渡し舟(メコン川)→三輪バイクタクシーの乗り継ぎでプラサート・ワット・プーを目指した。

 最後の乗り継ぎのバイクタクシーのおっちゃんに二時間後に迎えに来て貰うように頼んで、遺跡を堪能した。

 神殿は今にも崩壊しそうで、ところどころ補強が為されていたが、このような適度な廃墟感が哀愁を掻き立てた。

   

 遺跡の公園の奥まで歩を進めて、小高い丘に登ると遺跡が一望できた。

メコン川の眺め

 二時間ほど遺跡を堪能すると三輪バイクタクシーが遺跡の入り口で迎えに来てくれた。そのバイクタクシーでメコン川渡し船乗り場まで送ってもらった。

 渡し舟乗り場の横にテラスからメコン川を一望できるレストランがあり、そこで昼食を食べた。

 昼食を食べ終えた後は、コーヒーを飲みながら、ひたすらメコン川の流れをボーっと眺めていた。非常に美しい川の流れ。ずっとここに留まって眺めていたい衝動に駆られた。

 残念ながら、この風景を収めた写真は見当たらない。写真を撮る隙も無いほど、メコン川の流れに心を奪われていたのだろう。

一路ホテルへ

 メコン川の長めに後ろ髪を引かれながら、渡し舟に乗り込んだ。ちょうどそこにフランス人カップルが同乗してきた。

 気品のある面持ちの二人。おしゃれな抑揚の英語。川を渡る間、彼らと他愛の無い会話を楽しんだ。新婚旅行で、こんな秘境を訪れるとは通ですね。

タイのウボンラーチャターニーへ 

 ホテルに戻り、インターネットを開きながら、その後の計画を考えた。ここからカンボジアに向かうことも魅力的だったが、タイへの国境まで行き、タイの国境の町ウボンラーチャターニーからバンコクに戻ることにした。

 メールを開くと会社の上司からのメールが目に飛び込んで来た。どうやら私は会社をクビになるらしい。

 私は会社に対して、未練が無かったので、その通知を冷静に受け入れることが出来た。

 タイやバンコクを旅して、大手企業の会社員じゃなくても生きて行く道はいくらでもあることに気が付いたので、レールから外れることに恐れは感じなくなっていった。

 

 

 

「出る杭求む」を真に受けると人生破滅するよ

 

 

出る杭求む、個性的な人材を求む

 こんな言葉が求人欄で踊ることはありませんか?こうした言葉を真に受けて、悲劇を味わう求職者が後を絶ちません。ちなみに私もその一人でした。

経営者は本気で会社を変えたいと思っている

 実は経営者は、今までの会社内の馴れ合いを打破して、新しい風を職場に吹き込みたいと本気で思っています。

 なので、「出る杭求む」「個性的な人材を求む」という言葉は、経営者サイドからは全く正直な意見です。

入社時の経営者からの期待の言葉

 私はとあるメーカーの中途採用で入社する際に取締役から、君には我が社の今までの馴れ合いの設計を打破して、新しい設計基準を作って欲しい。おかしいと思ったことは正直に言って欲しいとのお言葉を貰いました。

現場で受け入れる土壌が整っていない

 しかし、取締役の言葉を忠実に実行したら設計現場では、フルボッコに。それでは、嘘をついている訳ではないのに何が問題なのでしょうか?それはズバリ、経営層の問題意識が、現場まで浸透しておらず、現場は現状維持を望んでいるからです。

 そのため、中途入社組が新しいやり方や独創的なアイデアを提案しても、現場はそれを突っぱねます。とにかく中途入社の新人の上げ足を取り、改革を徹底的に邪魔します。

 結果的に、中途入社した人は失意の下、会社を去っていきます。

 経営層からは、今までのやり方を一新して欲しいと懇願され、愚直にその通り頑張ったのに・・・。

実はこれ、経営者と現場の怠慢が原因

経営層の怠慢

 経営層が、自分らの問題意識を現場まで周知させる取り組みを全くしていません。

 また、改革の為に中途入社の新人を採用するならば、その新人にある程度の裁量権を与えて、それに従うように現場へ徹底させなければなりません。

 中途で優秀な人さえ採用出来れば、あとはその人が勝手に改善してくれるという他力本願な経営層の方々が非常に多いです。

 経営層が最低限やるべき、改革のための土壌作りを全く行わないと中途入社の新人は梯子を外されたに等しいです。

 (経営層の言う通り、現場の改革に取り組むが、現場から反発を受けて潰される。)

→新しい参考書を買えば成績が上がると期待する受験生と一緒ですね。

現場の怠慢

 例えば製品不具合が恒常的に発生して、お客様や営業に迷惑をかけまくっているのに、自分たちの従来のやり方を頑なに変えようとしません。

 新しい手法やうまくいっている手法を学ぼうとする学習意欲が欠如し、そうしたやり方を提案する人を徹底的に潰しにかかり、保身に走ります。

じゃあ最初からコンサルに頼めばいいじゃん

 これが、難しいのです。何故かと言うと、自分たちのやるべき業務フローの改善や改革の土壌整備を全くやっていないのに改革を望んでいる経営層が、そもそも無能なのです。よって、外資コンサルが本気で切り込んだら、その無能な経営層の地位が危うくなります。

 そのため、自分たちがコントロール可能で歯向かう事のない部下という立場の中途社員を採用し、改革のポーズをとります。

 しかし、ご覧の通り、うまく行く訳ありませんよね。そもそも、経営層が本気で改革に取り組み、汗を流していれば、中途採用なんて必要ないはずなんです。

→その怠慢を安易に人で埋め合わせようとしているのが問題なのです。

まとめ

 以上から改革を経営層から要求されても、それを遂行するための予算や裁量権が付与されているかきちんと確認しましょう。

 そうしたパッケージが与えられないのであれば、経営層の言葉は全力無視で問題ないです。経営層がやりたくない汚れ仕事を中途採用者に押し付けているだけです。

理系の学部は材料工学科が意外にお勧め

昨今のAIブームで情報工学科が人気だが・・

 昨今の機械学習、AI、DXブームで情報工学科が大人気です。東京工業大学情報工学院の倍率も高いですし、東大の進振りでも情報系に進学するための最低点は非常に高いようです。

 しかしながら、私はこうしたブームに流されて、競争の激しい情報系に進学するのはいかがなものかと思います。

地味な材料工学科

 情報工学系が人気の反面で、材料工学系の人気はいまいちです。入試での倍率も比較的低いです。

 ここで注意しなければならないのは、人気が無いからと言って、社会からのニーズが無いかというとそうではありません。

passnavi.evidus.com

材料工学科からの多様な進路

 材料工学はあらゆる産業分野で必要不可欠な知識であり、非常にニーズが高いです。

 就職先を挙げれば、製鉄、自動車、エレクトロニクス、航空機、造船、セラミックスなどモノ作りをしている全ての会社からニーズがあります。

 なぜそうのようなニーズがあるのかというと、製鉄では鉄の強度を上げるためにどのような結晶を含有させれば良いのか、自動車を始めとした乗り物では、シャフトが折れない為の加工法や太さ、シャーシの厚みの検討、エレクトロニクスでは電線が切れずに、沢山の電気を運べるための送電線の開発、航空ではスペースシャトルの耐熱タイルの開発etc・・・。

 このようなモノ作りの基盤となっている学問であり、絶対に無くなることはありません。材料の強度が不足する、熱に耐えられないというのは、人命にかかわる非常に重要なことです。

educ.titech.ac.jp

材料工学の実験には高額な試験装置が必要

 材料工学の実験において、部材の強度を評価するための引張試験装置、部材の結晶構造を分析するためのX線回折装置などは、何百万円~何千万円というものであり、個人では到底調達出来ません。

引張試験装置

www.youtube.com

X線回折装置

www.youtube.com

情報工学の実験環境は個人でも構築可能

 近年、スーパーコンピュータークラウドで利用できることが可能になってきており、その気になれば、個人が大学と同程度の計算環境を準備することは容易になっています。

 ネットや本に学習教材はゴロゴロ転がっているので、本当にヤル気があれば習得が可能です。

news.mynavi.jp

材料工学のシミュレーション計算

 材料工学を理論的にミクロに追及すると量子力学の複雑な計算などに行きつきます。そこまで行かなくても、衝突→破壊 シミュレーションを行う時に、プログラミングをしたり、UNIX環境を使用する場面に遭遇します。

 このような機会に情報工学の基礎的知識を同時並行で習得するのをお勧めします。もちろん専門は材料工学ですが、それにプラスしてシミュレーション計算をプログラミングでカスタマイズ出来るようになると強いです。

 また、最低限、通常の実験データの処理で、pythonやエクセルマクロを使いこなせるようになることを目指しましょう。後は必要に応じて、独学すれば何とかなります。

まとめ

 以上のように大学卒業後の進路が決まっていない平凡な学生は、人気が無くて入りやすいけど社会からのニーズは高い材料工学科に進学することをお勧めします。

 情報工学科は卒業後にGAFAなどに入って、年収二千万プレイヤーを本気で狙う人以外はあまりお勧めできません。情報工学科以外でも理系の学部生ならば、独学で一般のIT企業に必要とされる最低限のスキル(プログラミング、数値計算法)は習得出来ます。

 情報工学科に入学して、プログラミングやアルゴリズムの適性が無かった時に、情報工学科ですと逃げ道が無く、これは非常に大きなリスクです。

 情報工学科でガチるよりも、電子工学科、物理学科、機械工学科、材料工学科などで計算機を道具として使用する過程で、プログラミングや数値計算法を習得すると多様な進路が確保出来るのでお勧めです。(実際に、情報工学科出身以外で世間に名を馳せているプログラマーは沢山います。)