スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

メーカー子会社に就職する際の注意点

大手メーカー子会社への就職

 大手の子会社に勤務した経験から、子会社勤務のメリットとデメリットをお伝えします。何となく、大手有名企業の社名を冠しているので、さぞかし良い会社かと思う方もいらっしゃられるかもしれませんが、実態はそうでもないです。仕事に対して意欲のある人にとっては、モチベーションが大幅に減退すること間違いなしです。

デメリット

親会社からの出向社員の存在

 そのような社員が子会社にいること自体には問題ありませんが、実態は親会社で戦力的に微妙だった人を子会社に押し付けることが多いです。申し訳ないですが、親会社の社員というだけで、実力は大したことない人が多かったですね。

 

天下り社員の多くはやる気が無い

 基本的に天下り社員は数年経過すれば、また親会社に戻るケースが多いので、子会社はそもそも腰かけという意識です。そのため、能力的に微妙な親会社の社員が、更にモチベーションを下げた状態で出向してくるので、かなりのお荷物です。

勤務中に居眠り

 やる気が無さ過ぎて、勤務中に居眠りする人も生息します。その他の時間はネットサーフィン三昧。申し訳ないですが、会社に物理的に存在しているだけで、何の役にも立ってないですね。

面倒事は子会社の社員に押し付け

 製品の市場不具合などが発生しても、出向社員は知らんぷりな人が多いです。
都合の悪いことは、全て子会社の社員の責任にします。設計や実装には親会社の社員も関わっているのに・・・。本当にヤバくなると、会社を休んで、物理的に逃走します。

中年以上の独身男性が多い

 このように仕事に対してやる気が無く、大変なことからも逃げる出向社員は45歳以上の独身者が大半です。そういう逃げ腰の姿勢だから結婚できないのか、結婚出来ずに自分の人生を諦めたから、仕事に対して消極的なのかは判然としませんが、出向社員には中年以上の独身男性が多かったです。人ととしての魅力も乏しいですね。
 そんなわけで、いざ出向社員が音頭を取って、何かを始めても子会社の人は誰も、その人の後に付いて来ません。本当にひどい時は、出向社員が転籍になっても、誰も見送らず、後片付けも手伝いません。

 親会社の社員という自覚を持ち、模範的な態度で仕事をこなしていれば、そのようなことは無かったはずですが・・・。

 仕事に対する姿勢は、めぐりめぐって自分に降りかかってきますね。


親会社の社員は好待遇

 そんな体たらくでも、出向社員の待遇は子会社の社員よりも上です。

ボーナス

 子会社が赤字で、ボーナスが無きに等しい場合でも、親会社の社員はボーナスが満額なこともザラです。正直、親会社のやる気の無い出向社員のせいで、子会社が赤字な事だってあるのに、その被害を被るのは子会社の社員だけです。

福利厚生

 給与だけでなく、加入している社会保険、厚生年金などの全てが違う場合もあります。ここは子会社に就職する際に最も気を付けるべきポイントです。一応社名が~テクノサービスという~という名前が大手でも、会社の健康保険では無く、全く別の健康保険の場合もあります。(医療機関での自己負担率が違う)
 このように大手の名前を冠しているだけで、福利厚生はそこらへんの中小企業と何ら変わらないこともあります。(元来大手の協力会社が、囲い込みで買収された時など)

 むしろ、出向社員が好き放題やって、責任を取らないせいで、子会社の社員が被害を被ることを考えると、独立系の地場の中小企業に就職した方がマジな場合もあります。

不公正な設計レビュー

 同じ設計レビューでも親会社と子会社の社員では、反応が全く違います。子会社の社員がいくら正しいことを主張しても、技術的根拠の無い出向社員の感覚論が採用される場合も多いです。往々にして、出向社員の甘い設計が市場で不具合を引き起こし、その後始末を子会社の社員が対応します。

労働組合が無きに等しい

 労働組合は基本的に有って無いようなものだと思った方が良いかもしれません。福利厚生の既定の変更があっても、子会社の社員は半強制的にそれにサインさせられます。

 

 

 

メリット(!!??)

親会社の試験設備を使用できる

 振動試験機器、低温試験機などの高額な試験機器を利用できます。これは大手の
グループ会社ならではのメリットかもしれません。しかし、最近は受託で環境試験や耐久試験を行ってくれる会社も増えたので、そこまでメリットは無いかもしれません。

知名度がある

 大手のグループ会社なので、知名度はあります。よって、就職したときの家族受けは良いかもしれません。しかし、実際に働くのは自分なので、家族受けが良くても勤務している本人が不幸ならば、あんまり意味ないかもしれないですね。

親会社との連結決算による財務的安定性

 これによって、財務的には安定で、赤字が続いても簡単に倒産はしません。
しかし、経営不振が表面化しないせいで、無能な役員がいつまでも居座り、自浄作用が働きません。よって徐々に会社の空気が淀んで来ます。

休日日数は親会社と同じ

 休日が親会社に準じていないと出向社員から、文句が出ます。よって、休暇は親会社と同じです。正月休みやお盆休みは一週間丸々あります。


就職のハードルは低い

 一般的には親会社よりも入りやすいです。(FANUCなどは例外)


まとめ

 キャリア形成の観点では基本的に子会社への就職は推奨しません。どんなに頑張っても役職は出向社員が独占します。一生、出向社員の奴隷的立場に甘んじます。特に主体性を持って仕事をしたい人は避けた方が無難です。新卒社員も敢えて子会社を選ぶメリットは無いと思います。

 

例外的にお勧めできる人

 趣味が生きがいで、仕事に対してやりがいも求めていない、仕事に対してのプライドも無い人が、大手と同じ休暇制度を求めて就職するなどはアリだと思います。そして長期休暇は趣味に没頭。

また、実家が太くて、働く必要はないのだけど、念のためサラリーマンの肩書は有していたい人も良いでしょう。大手のグループ会社に勤務していれば、お金も借りやすいですし。

 あとは会社名だけが生きがいで、有名どころの会社名ならば、仕事内容はどうでも良い人とかですかね。
→ぶっちゃけ仕事に対して全般的に消極的な人