スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

男女平等と不平等の狭間で

 

 

・男女平等度

 近年、職業上での男女平等が推進され、女性の管理職登用も盛んになっています。メディアでは日本の男女平等度の低さが取り上げられています。

www.yomiuri.co.jp

・不平等を検証する

 私の今までの人生で、女性が女性という理由で、法制度や教育制度で何かのハンディキャップを背負っているとは思えなかったのです。

教育

 女性だからという理由で、特定の科目が履修出来ない訳では無いです。それなのに、理工学部に進学する女性は少ないです。

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選挙

 女性だから、立候補できない訳ではありません。

管理職登用

 これについては、男女雇用機会均等法以降(1985年)以降に女性が企業活動に本格的に参画したので、女性が総合職として企業に就職して、幹部になっていくにはまだ時間が必要でしょう。

 男女雇用機会均等法以前には総合職採用に明らかな差別があり、これについては不平等であると感じます。

 

・親が娘をセーブしている?!

 女性本人だけでなく、その女性の親が、女の子なんだからという謎の理由で、娘の進路をセーブさせてしまっている可能性が大いに考えられます。

 特に50代以降では、女の子なんだから理工学部なんかに進学しないで、適当に文系学部に進学して、良い旦那を捕まえなさいという安易な考えを持っている親がまだまだ多いのではないでしょうか?

・女性自身が自分達をセーブしているのでは?!

 正直言って、数学、物理というコテコテの理系科目を習得するのは非常にハードです。国立大学の二次試験の入試科目も理系は英語+数学(ⅠA,ⅡB.ⅢC)+理科二科目なのに対し、文系は英語+社会一科目が多いです。

 そうした中で、女性自身が女子だから文系でいいかなという安易な選択をしてしまっていないでしょうか?

 企業における女性の管理職登用については、そもそも女性自身が責任の重い管理職になりたいと願っているのか疑問に感じます。

 

・女性自身が女性であることに不幸を感じているのか?

 国際調査などで、日本は男女の平等度が低いと言われてますが、日本の女性自身が特に不幸を感じてなければ、それで良いのではないでしょうか?正直余計なお世話ですよ。

 確かに、管理職登用や教育分野で男女の不平等はあるのかもしれませんが、女性自身も管理職になったり、理系の勉強をするのは大変だし、そういうことは男性に任せちゃえばいいやと割り切っている側面があるのではないでしょうか?

 

・やる気の無い人に席を空ける必要は無い

 前述のように女性自身が今の状態で不幸に感じていないのであれば、無理して女性に席を空けなくても良いのではないでしょうか?

 特に企業における女性の管理職登用では、現場の実情が分からない人事が勝手に女性の管理職登用人数の努力義務を提示して、人数合わせで女性を管理職登用している会社も多いようです。

 

・プラント装置会社での悲劇 

 女性登用の世間的な流れを受けて、私が以前所属していたプラント装置会社でも女性を積極的に採用する流れが起きました。設計計画、受注、購買などに女性社員を配置しましたが、会社にとって不幸でしかありませんでした。(ちなみに私は設計部門に在籍していました。)

責任を取らない

 書類の数値に不備があり、こちらが問い合わせても、「それは知りません。上の人に聞いてください。」という事が多かったです。

 自分の判子を押印して、書類を流しているので説明責任はあるはずですが・・・。

  私に聞いても困るという開き直りの姿勢が見えて、こちらは呆れてしまいました。

 同じ部署の男性の上司は女性社員を甘やかすせいで、いつまでたっても進歩がありませんでした。

製品についての興味が無い

 社内の技術勉強会に、女性社員は全く参加しませんでした。購買の女性社員は基本的なネジや板材の知識が無く、毎回、設計の私に丸投げでした。それを見かねた私は、基本的な技術本をその女性社員に貸しましたが、1ページも開きませんでした。

育休フェードアウト

 ある女性社員は、産休に入った後に保育園が見つからないと何度もごねて、育休期間(二年間)ギリギリまで粘った挙句に退職という、とんでも無いことをして辞めていきました。

 同じ部署の男性社員は彼女の穴を埋めるべく、ずっと深夜まで残業していました。(育休中も彼女の籍はあるので、部署の人数を増やすことは出来ませんでした。)

 それまでにも、育休中に子供を会社(就業時間中)に連れてくるなど非常識な行動が、目立っていました。

 

まとめ

 国際調査で、日本が男女の平等度が低くても、日本人がそれについて不満が無いのであれば、現状維持で良いのではないでしょうか?

 無理に国際基準に合わせようとして、やる気の無い女性を無理に登用するのは、女性にとっても周囲の男性にとっても不幸でしかありません。

 表面的なデータではなく、現場に即して、適切な施策を行政が施行してほしいと切に思います。