スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

定年再雇用で歓迎される人、されない人

歓迎される人(再雇用者の三割以下)

 

・生き字引きや指南役として貴重な存在

今まで積み上げた知見を若い人に積極的に伝えてくれます。この様な方は、非常に謙虚で、過去に輝かしい実績があっても、決して威張り散らしたりはしません。  

 

・素直で謙虚な姿勢

 自分が知らない事、分からない事に対しては若い人に素直に教えを請い、年齢を言い訳にせずに、常に自身のレベルアップを図っています。教えてくれた人に対して感謝の言葉も忘れません。人間として、非常に素晴らしい方です。

 

歓迎されない人(再雇用者の半分くらいを占めるかも)

 

・謎に高圧的な態度

 かつて、管理職であった人に多いのですが、再雇用で役職が外れたはずなのに、高圧的な態度をとります。若い人に仕事を振る権限はないはずなのに、自分でもできる雑用を若い人に指示します。

 

・自分流に固執

 従来の自分流に固執するだけでなく、それを周囲にも強要します。自分が偉いんだから、周囲は自分に合わせてくれて当然だと勘違いし続けています。自分から歩み寄ろうとする姿勢が全くありません。

 

・分からないクセに口出ししたり、管理しようとする

 自分の威厳を保ちたいからなのか、分からないクセに現場のやり方に口出しをしてきて、現場は大混乱します。本人は正しい方向に導いているつもりなのかもしれませんが、本当に迷惑です。

 職場は成果を追求するところであって、老人の威厳や生きがいを提供する場ではないのです。

 

・傲慢な態度

 分からない事があっても謙虚さが無く、椅子に座ったまま「おい、質問‼︎」と若い人を自分の席まで呼び寄せます。さらに、質問にうまく回答できない場合には舌打ちという社会人を超えて、人間として最低な態度を平気で取ります。

 その人が定年退職する前まではそうした態度を取っていても、人は付いてきました。しかしそれは、あなたの人間性ではなく役職によって仕方なく、部下が従っていただけなのです。

 

・そして人が離れていく

 若手社員ではないので、こうした問題ある言動をとっても誰も咎めたりはしません。自分で気が付いて、心を改めない限り、人がドンドン離れていきます。

 

・しかし、ここしか居場所がない

 年金支給年齢まで五年以上あり、仕事をしないと家計が苦しい現実があります。しかし、こんな人を昔いた会社がお情けで引き取る以外に、どこが引き取るというのでしょうか?おそらくコンビニやスーパーのバイトをやるのもきついでしょう。最悪、お客さんとトラブルを起こす恐れもあります。

 

定年再雇用反対

 歓迎されない人の組織に対する悪影響度が想像以上に大きく、個人的には定年再雇用に反対です。

 年金支給年齢を引き上げないと年金制度を維持できない政府の苦肉の策として、従来なら年金がもらえたはずの世代に働いてもらおうという愚策が、そもそもの発端です。

「大した仕事もせずに威張り散らすだけなら、会社に来ないで」

というのが本音です。むしろ若い人がその分残業して、カバーした方がまだマシと思うのは私だけでしょうか?