スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

パワハラ上司のタイプ

近年ブラック企業に注目が集まっていますが、ブラック企業にはパワハラ上司が必ずついて回ります。そんなパワハラ上司の特徴を解説します。

 

ライバルとなり得る人の足を引っ張る

  自分のライバルになり得る人物の足を引っ張り、自分の立場を守ろうとします。業務資料の所在場所も教えてくれません。そのため、仕事が全く進まないし、ミスも誘発されやすいです。ミスが生じると待ってましたとばかりに徹底的に叩きます。ミスを叱責して部下の成長を促すのではなく、叩くチャンスを常に伺っていて、ここぞとばかりに叩くのが特徴です。

 

自分に甘

 

 部下にルール順守を徹底するくせに自分はそのルールを守りません。私の経験ですとプログラム開発するときに設計書を出せと難癖をつける人がいました。しかし、設計書のひな型もフォーマットも一切提示しません。

 さらにはこちらが提出した設計書の具体的な改善点を示さずにひたすらNoを突き付けて、プログラム開発を妨害します。

 その反面、自分がプログラム開発する際は全く設計書など作りません。タチが悪いのは、設計書の作成もレビューもしない為、重大なバグやフリーズが引き起こします。仮にレビューでミスを指摘されても素直に反省せず、場合によっては逆切れします。本当に存在自体が害悪でしかありません。

 

感情のコントロールが出来ない

  

 何か思うように行かないことがあるとすぐに机を叩いたり、舌打ちをします。ちょっとした部下のミスでも怒鳴り散らし、周囲の雰囲気は最悪になります。

 

我流の強要

 基本的に自分中心で、他人や他社のスタイルに自分を合わせることが出来ません。部下の手法が優れていても、素直にそれを取り入れることはせずに意固地になります。自分や使用しているソフトやフォーマットを部下に強制します。

 

まとめ

 

 パワハラ上司が改心することは絶対にありません。そもそもパワハラする人は他責志向の人が多いです。話し合っても、全く無駄です。

 会社の人事に掛け合っても、黙殺されることがほとんどです。人事総務は面倒なことに首を突っ込むことを嫌います。そもそもパワハラを無くして職場環境を向上させるのも人事総務の仕事のはずですが、期待すると裏切られることがほとんどです。

 それではもう会社を辞めるしか道はありません。半分正解です。残り半分は社内のオフィシャルなルートは諦めて、個人的な人間関係から解決の糸口を探します。

 私の経験ですが、自分と仲の良い先輩社員や会社の部活の先輩など個人的に信頼できる人に相談し、遠回しに上司に伝えて改善してもらうのが、一番効果的です。(それによって異動や配置転換が可能であれば、それが無難な解決方法です。)

 しかし、年度末の異動や配置転換のタイミングまで大分時間がある。そこまで我慢できない人もいるでしょう。そうした場合は転職するのが、一番手っ取り早いです。理系学部卒のエンジニアであれば、すぐに転職先は見つかると思います。

 この場合は自分の専門や実務経験分野に固執せずに、営業技術など転職先を幅広く見ることをお勧めします。英語が出来ると外資系の営業技術は決まりやすくてお勧めです。

 会社を辞めようとすると必ずと言っていいほど、別の会社に転職しても君は通用しないぞと上司は脅してきますが、技術者に限って言えばそれは無いと断言出来ます。少し調べると分かりますが、技術者は慢性的に人手不足の状態です。年収600万円以上などの贅沢を言わなければ必ず見つかります。最悪、設備管理だったら絶対に内定を取れます。

 その反面、文系でノースキルだと会社にしがみつかないと食っていけません。本当に厳しいです。文系は本当にお勧めしません。文系ノースキルで転職先に不安がある人は第二種電気工事士や危険物乙四の資格の取得をお勧めします。(設備管理への転職可能性が生まれます。)理系でも基礎研究とか他でつぶしが効かないような仕事であれば、上記の資格を保険で取っておくこくと良いでしょう。

 

自己防衛策

 理系学部に進みスキルを身に着けて下さい。スキルをベースに実務経験を積んで、何時でも転職先をすぐに見つけられる状況まで自分を高めます。これに尽きますね。

 また住宅ローンで持ち家を購入するのもお勧めしません。これは終身雇用と半分セットになったシステムで、勤務している会社の与信でお金を貸してもらってる側面があるからです。

 辞めた時に今まで通りお金が借りれるか不透明です。なるべく賃貸で身軽な状態にしておき、何時でも引っ越せる状態にしておくことをお勧めします。

 人口減少社会の日本では一等地を除き、住宅の値上がりは期待できません。資産としてお得かどうか個人的に疑問です。賃貸はだぶついているので、昔よりも安く借りることが出来ます。 

自家用車も郊外でなければ無理して購入せずに、その都度タクシーを利用した方が良いです。

 

最後に

 とにかくスキルを付けて、何時でも転職できる、何時でも辞められるという精神的な余裕を作っておきましょう。今は転職する気持ちは無くても、定期的に転職先をチェックしておき、自分のスキルや年齢の相場観を確認しておきましょう。

 住宅ローンや自家用車などの固定費が無ければ、アルバイトであっても何とか食っていけます。固定費が無いのも精神的な余裕です。

 どうしても会社に行きたくなければ、行かなくて大丈夫です。ここで頑張って会社に行ったことで、自分を更に追い詰めて、人生を終わらせるようなことはしないで下さい。親や弁護士などの代理人を立てて、退職手続きを進めてもらって下さい。