管理職は責任が重い→その結果、給与が高い はず!!!
部長及び課長は決断に対して責任を負います。その責任の重さ故に給与も高いはずです。しかしながら、私が出会ってきた大手企業の管理職の中で、きちんと責任を取れている管理職って意外に少ない印象です。
どちらかというと、責任は部下に擦り付けて、部下の成果は自分のものにするジャイアン的な人が多かった印象です。
プラント装置会社での経験
設計指示書を切ってきて、私はその指示書に従って、図面を作成しました。しかしながら、設計レビューの段階で指示書の内容に誤りが見つかりました。
そこで、驚愕の一言が上司から発せられました。「指示書が間違ってないか、事前に確認に来ないお前が悪い。」
設計指示書は絶対的なもので、内容を確認し判子を押した上で、設計者に流れてくるものです。指示書に判子を押す以上、大きな責任が伴うので、内容に誤りが無いか確認をするのが上司の責務の筈です。そこをすっぽかして、確認に来ないお前が悪いと居直れる神経には、呆れてモノを言えませんでした。
電子機器会社での経験
在庫品の保管条件が適切でない事が原因で、出荷製品に不具合が生じました。在庫品の管理は品質保証部の責任です。それなのに、設計が悪いとでっち上げ、その責任を全て私に擦り付けてきました。しかもその製品が設計されたのは、私が入社する以前です。
権利と金銭だけをむさぼり、責任を取らないズルい管理職
こういう管理職ばかりではないとは思います。しかしながら、非常に申し訳ないですが、こういう人が日本企業の管理職に多いのは事実ですね。
鶏が先か卵が先かの議論になりますが、うまく責任を他人に擦り付けて、成果だけを掠め取るズルい人が管理職に上がりやすい傾向がある気がします。そういう人は、自分よりも立場が上の人に対するゴマすりも上手く、上の立場で評価する人が騙されちゃうんですよね。
ズルい人が管理職になり易い要因と解決策
前段に述べたように評価が上長から部下への一方通行なので、それ以外の人達を無下に扱っても、上長にだけ良い顔をする人が、登用されやすい。これが一番の原因です。
これを防ぐには外資系のように360度評価を導入し、立場が自分以下の人たちにも公平、公正に接することが出来ているか、チェックする事が必要です。
女性社員に対して、やたら甘い人にも注意が必要です。こういった人は自分の好き嫌いを優先して、業務上の指示や判断を下すので、不正の温床になり易いです。
まとめ
自分自身できちんと責任を取る。立場にとらわれずに公平、公正に人と接する。自己研鑽に励んでいる。そうした真面目な人を360度評価であぶりだして、登用することが急務である。