スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

2014ブラジルワールドカップの旅(サンパウロ→帰国)

オスカーマイヤーの建築

 サンパウロは想像以上に都会でした。ブラジルにはオスカー・二ー・マイヤーという巨匠建築家がおり、サンパウロやブラジリアにか彼の建築物が多く点在しています。

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ラテンアメリカ記念公園

 そんなわけで、オスカー・二ー・マイヤー氏の代表作の一つであるラテンアメリカ記念講演を訪れました。

 公園は広く、一時間以上散歩だけで堪能できました。散歩の途中で中国人のスポーツ記者と知り合い、ワールドカップのサッカー談義に花が咲きました。

 建物内部は、人間の目に優しい曲線美で、建物内部の圧迫感を感じさせません。

帰国

 翌日はルフトハンザドイツ航空で、フランクフルト経由で関西国際空港まで帰りました。20時間以上のフライトでヘトヘトでした。飛行機で日本の島根県上空辺りを通過した時に、緑に囲われた美しい国土に思わず驚嘆せずにはいられませんでした。

 無事に早朝の関西国際空港に到着した後は、とにかく日本食が恋しくて、空港の食堂でマグロ丼をかき込みました。

 ブラジルは非常に遠い国ですが、人種のるつぼと言われるように混血の多人種が多く存在し、非常に多様性に富んだ面白い国だと感じました。

 次に行ける機会はいつだか分かりませんが、もう一度訪れてみたいと感じました。今度はリオデジャネイロをじっくりと観光したいものです。

 

 

社内イベント(夏祭り、BBQ大会)って意味ある?!

JTC恒例の社内イベント

 種類は違えど、社内運動会、貸し切り旅館の温泉旅行、BBQ大会、夏祭りなどJTCには社内イベントが目白押しです。イベントを通じて、社員の結束を深めるというのが会社からのお題目ですが、本当に結束が深まるものなのでしょうか?

基本強制参加

 イベントと言いつつ、社員には参加を断る権利はありません。しかも宿泊だと土日をまたぐのでプライベートを犠牲にしてでの参加です。強制参加であるならば、休日分の給与が出てもおかしくないと思うのですが、そこはスルーです。

疲弊する人事部

 従業員が一万人単位の大企業だと、人事総務部が総出になって、イベントの対応に追われます。正直会社の金銭的な利益には何一つ貢献しない社内イベントの為に、一か月以上の深夜残業が続きます。(旅館、交通手段の確保など)

 早朝にバスを見送る人事部のやつれた顔が今でも強く印象に残っていました。

酒を若手に注がせている管理職だけが楽しい

 正直これが実態だと思います。皆が注目している中で、若手にドヤッて酒を注がせて管理職の自尊心を満たす、この一点にのみイベントの存在意義はあると言っても過言ではありません。管理職以下は苦痛でしかないと思います。

女性社員に浴衣を強制

 10年前ですが、この21世紀の時代に東証一部上場企業で実在したエピソードです。女性活躍という言葉は上辺だけで、管理職の接待要因としか見ていない企業の醜い本音が垣間見れましたね。

大変な荷物運び

 酒は宿で手配するのかと思っていたら、会社から酒を持ち込むどけっちっぷり。バスから旅館までビールケースやジュースを運ぶのに一苦労。これらはもちろん全部若手の仕事です。最終日に旅館で消化しきれなかったジュースを会社に持ち帰るように指示されましたが、面倒くさかったので、隠れて旅館の従業員に全部あげちゃいました。お仕事ご苦労様でーす。

まとめ

 社内イベントの目的で、社員の結束を高めると掲げてますが、むしろ運営がひどすぎて、管理職以外の社員の気持ちが離れていくだけ。前述のとおり、部下にドヤっている管理職だけが楽しいもので、そのお金を社員の給与に還元しただきたいのが本音ですね。

 

 

2014ブラジルワールドカップの旅(サンパウロ 日本食編)

長旅の疲れ

 オウロプレットからサンパウロまでの10時間近くのバス旅で、さすがに疲労困憊になりました。バスターミナルから地下鉄で、サンパウロの市街地を目指しました。

 駅舎は年季が入ってますが、落書きなどは無く、治安に不安は余り感じませんでした。

日本食が恋しくなる

 連日の洋風料理が中心で、さすがに日本食が恋しくなってきました。サンパウロに日本人街があるので、そこで日本食を食べることにしました。

  日本人街は外国人がイメージするThe日本という感じの街並みでしたが、そこに足を踏み入れると不思議と安心感を抱きました。灯篭のような街灯に趣を感じます。

 日本人サッカー選手三浦知良氏にちなんだ店名が多く見受けられました。

うどんのダシが体に染み入る

 ほぼ二週間ぶりの日本食に心が躍りました。うどんのダシが体に染み入り、自分が日本人であることを思わず実感せずにはいられませんでした。また野菜不足のため、サラダも非常においしく感じられました。

 うどんだけでは満足できず、思わずカレーにも食らいつきました。満足感を後にお店を後にしたのでした。

 

 

 

2014ブラジルワールドカップの旅(オウロプレット観光編)

街歩き

 風邪が寛解したので、歩いてオウロプレットをじっくり歩いて観光することにしました。ヨーロッパ風の重厚感と南米特有の華やかさが入り混じった町並みは、眺めていて新鮮でした。

鉱物博物館

 オウロプレットでは珍しい宝石の採掘地でも有名であり、それらを展示した博物館まであります。時価にするとおそらくウン千万以上の宝石が、ガラス張りのディスプレイに無造作に並べられているギャップに拍子抜けしました。ヨーロッパや日本だったら、重厚な展示台に整然と陳列されていたんだろうと思います。

博物館入口

バスでサンパウロ

 翌日はバスでサンパウロに向かいました。確か、10時間くらいかかったと思います。サッカー選手の三浦知良さんが、ブラジル時代に遠征でのバス旅がきつかったと回顧していますが、それが良く理解出来ました。ブラジルの国土は広大で、都市間の距離も遠く、都市間移動は飛行機を使用しないと辛いです。一度ベロオリゾンテに戻ってから、飛行機でサンパウロに行く手もありましたが、今回は乗り継ぎが面倒な為、時間はかかりますが、直通でサンパウロに向かうことにしました。

 

 

 

2014ブラジルワールドカップの旅(オウロプレット 風邪つらい)

バスでオウロプレットヘ

 ベロオリゾンテで、試合を堪能した翌日はバスでオウロプレットを目指しました。そこは町全体がユネスコ世界遺産にしていたされた町で、伝統的な街並みで有名です。ゴールドラッシュを契機として栄えたようです。

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 バスで四時間ほどの旅でしたが、ベロオリゾンテから喉が若干痛く、体がだるくなり、風邪の初期症状に苦しめられ、かなり辛い旅となりました。

オウロプレットへ向かうバスターミナル

美しい街並み

 オウロプレットの宿は二人用のドミトリーでしたが、利用者は私一人のみだったので、事実上一人部屋として使えました。まだ、風邪の症状は治まっていませんでしたが、それを誤魔かしながら観光を続けました。

 途中で喫茶店に立ち寄り、アサイーのパフェを食べると若干体力が回復しましたが、まだ、調子が悪く、宿に戻って静養することにしました。

 宿のネットでニュースをチェックするとドイツ代表でインフルエンザが流行っているらしく自分も気を付けないといけないと思いました。

風邪なのにライムカクテルを喰らう

 大分体調が回復し、宿の近所のスポーツバーでサッカー観戦と夕食を取ることにしました。そこには既にベルギー人サポーターの先客がおり、ベルギー代表の試合を酒をあおりながら堪能していました。

 彼らを横目に端っこのカウンターで夕食を食べていると、君はどこから来たのかとベルギー人サポーターの一向に尋ねられました。日本から来たと答えると、ベルギー一部で活躍する川島の話題になり、彼のプレーを絶賛していました。

 そんな話で盛り上がるとお前もこっちに来てサッカーを見ようぜと誘われて、ライムカクテルを片手にベルギー代表の試合を観戦しました。風邪をひいていた体にはライムカクテルが強烈に効いて、体中が熱くなりました。

フラフラになりながら宿へ

 ライムカクテルをしこたま飲んで、途中で道に迷いながらも、なんとか宿にたどり着きました。風邪の体にアルコールをしこたま注入したせいで、頭がガンガン痛く、そのままベッドになだれ込みました。

 アルコールのせいで免疫が活性化したのか、就寝中に何度も起きては痰をはき、鼻をかみ続けました。その都度、ミネラルウォーターを喉に流し込みました。

翌朝はすっきり

 痰と鼻水で、ウィルスが体外に排出されたのか分かりませんが、体のだるさと喉の痛みが取れて、スッキリとしました。

宿の入り口から庭を見渡す

 庭のテラスで朝食を取ると、フランス人サポーターと同席し、フィリップ・トルシエの話題で盛り上がりました。(あいつ、いつも怒鳴っているよなetc)

 

2014ブラジルワールドカップの旅(ベルギー対アルジェリア)

既にホテルでお祭り騒ぎ

 ベロオリゾンテのホテルを二泊予約し、一泊目の翌日にベルギー対アルジェリアの試合を見に行きました。

  ホテルで朝食を済ませて、ホテルのPCで会社の上司に無事であるの旨をメールしました。

 ホテルの玄関には既にベルギー人サポーターとアルジェリア人サポーターが集いお祭り騒ぎでした。お互い仲良く記念撮影などに興じていました。

試合会場へ

 私は一人旅でしたが、アルジェリア人サポーターと仲良くなり、タクシーを一緒にチャーターして試合会場に向かいました。アルジェリア人サポーターはタクシーから身をのりだして大騒ぎ。

試合会場では更にハイテンション

 試合会場周辺では、ホテル周辺よりも更に皆がハイテンションでした。試合内容と共に試合会場周辺のどんちゃん騒ぎも印象に残りました。

       

 スタジアムは歴史を感じさせる壮大な物で、今まで訪れたどんなスタジアムよりも雰囲気が素晴らしく、サッカーの試合が無くても、いるだけで胸が高鳴るスタジアムでした。

 

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 試合はボール回しのテンポがスムーズで、見ていて飽きないものでした。両者ともスピードとパワーに見応えを感じました。

負けてもお祭り騒ぎ

 結果は2-1でベルギーの逆転勝ちでした。しかし、アルジェリア人サポーターは試合後も終始朗らかでした。サッカーの試合はもちろんですが、アルジェリア人が一丸となって代表を応援することに喜びを感じていたのだと思います。

サッカー談義に花が咲く

 試合後は、スタジアムで知り合った日本人の方と一緒に帰りました。その方と夕食を共にし、サッカー談義に花が咲きました。日本代表が目標にすべき他国の代表チームはどこだろうとかという話題になった際に、メキシコ代表だろうという事で意見が一致しました。

翌日オーロプレットへ

 ベロオリゾンテにまだまだ滞在したい気持ちは山々ですが、翌日は世界遺産の町オーロプレットにバスで向かうことになります。

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2014ブラジルワールドカップの旅(ベロオリゾンテ)

試合の翌日

 試合直後に空港で夜を明かした後に早朝、タクシーでホテルに戻りました。ホテルでは長旅の疲労も相まって、昼まで泥のように眠りました。

 昼頃にお腹が空いたので、ホテルのロビーまで降りると日本人女性の方と遭遇し、ビーチまで散歩することをお勧めされました。治安が非常に悪いので、怖いですと回答しましたが、危なくない、大丈夫と言うので、試しにホテルの外に出て、少し歩いてみました。

 しかし、現地人に遠目から「Hey Japane」と声をかけられて、なんだか怖くなり、急いでホテルに引き返しました。

 その後に同じホテルに宿泊している日本人の方とタクシーをシェアして、ショッピングモールまで行き、そこでお昼ご飯を食べて、またホテルに戻りました

試合二日後の早朝にベロオリゾンテ

 明け方五時のベロオリゾンテ行きの飛行機に乗るために、三時に起床しました。前日にホテルの従業員にお願いをして、飛行場まで車で送って貰う事にしていました。

 ちゃんと送って貰えるか不安でしたが、従業員の方が現れてくれて一安心。車はまだ漆黒の闇の中を飛行場に向けて走り出しました。私は、運転手でもある従業員に多めのチップを渡しました。もし、こんな所で、途中で降ろされたら、生きて帰って来れるだろうか?そんな緊張感が、この町を覆っていました。

早朝のホテルのカウンター

 無事に空港に到着し、搭乗ゲートに向かうとそこそこの人数の人が待ち合わせていました。飛行機の機種はブラジル製のエンブラエルの中型機でした。貨物室は運転席のすぐ下で、下から係員が押し込む形式で、なんだか見ていて新鮮でした。

無事に到着

 早朝から色々と不安はありましたが、何とか無事にベロオリゾンテの空港に到着しました。緊張感から解き放たれて、ほっと一息つくためにカフェでコーヒーを注文しました。カフェの店員さんは非常に気さくで、コーヒーにカラメルシロップで「Bomdia(おはよう)」を描いて、渡してくれました。

Bomdia(ポルトガル語でおはようの意味)