スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

夢を持つ必要も何者かになる必要も無い

君は将来何になりたいの?!

 これ、小学生に上がる頃には大人たちから必ず浴びせられる言葉。正直小学生ならば、おいしいご飯を食べて、ぐっすりと寝て、遊んでいられれば、十分に楽しい筈だ。今が十分に楽しい子供たちがほとんどなのだ。別に楽しい今から不透明な将来を考える必要など毛頭ないのだ。

 だからこそ、そうした楽しい日常を送っている子供たちは、大人たちから唐突に

「君は将来何になりたいの?!」と聞かれて面食らってしまう。

 

無理やり夢をひねり出す

 よって、男の子たちはサッカー選手、パイロット。女の事たちはケーキ屋さん、CAなど無理やし夢をひねり出す。大人たちの問いかけに回答するために。

 

夢を持てと子供を洗脳する罠

 大人になって気が付いたが、こうした将来何になりたいという問いかけは、大人たちが子供を躾けるための罠であったのではと思うのだ。

 将来サッカー選手になりたい→じゃあ、真面目に練習しようね。将来CAになりたい→じゃあ真面目に英語を勉強しようね。~になりたい→そんじゃー真面目に~しよう というパターン。

 こういった誘導を子供たちに仕掛けて、学校教育に従わせる。学校を始めとした先生に、このように問いかけられて、大人になっても働かずに炬燵でずっとゴロゴロして、ゲームやっていたいなどと回答出来る勇気のある子供がどれだけいるだろうか?

 

夢を持つ必要も何者になる必要も無い

 大人になって、周囲を見渡すと子供時代の夢を実現している人は千人に一人もしくは一万人に一人といった印象だ。

 皆、今月の住宅ローンの支払いや家賃の支払いがまず第一優先で、それを実現するために最短な仕事を各々が逆算し、それを黙々とこなすことが精一杯な人達が圧倒的多数なのだ。

 真面目な大人は、子供の頃の夢と今の自分とのギャップに大いに打ちのめされるだろう。

何になりたいかでは無く、どうありたいか

 しかし、そもそも子供の頃に夢を持ち、何者かにならなくてはいけない前提自体がそもそも間違っているのではないだろうか?

 別に夢なんて必要ない。ずっと炬燵でゴロゴロして、ゲームしていたいなら、それで良いのだ。このような自分がどうありたいかから逆算して、それを実現させるにはどういったスキルが必要なのか洗い出すことが大切なのだ。

国や組織に縛られず自由に働き、好きな時に遊びたい

 私は本質的に自分一人の自由をこよなく愛する人間だ。子供の頃から、友達と一緒に遊ぶのは非常に苦手で一人が好きだった。また、学校という組織にも非常に窮屈感を覚えた。

 学生時代に海外で、自営業や投資家で、物理的には自由な環境でお金を稼ぎ、自由に海外旅行している方々を心底うらやましいと感じたものだ。

 私は世間や親からの一流企業にずっとしがみつけという洗脳と抗い、現在は小規模な会社で在宅ワークメインでプログラミングの仕事を主にこなしている。

 プログラミングの仕事は、結果が全てである。10時間かけても、要件を満たせないコードしか書けない人もいる。その一方で2~3時間でさっさと要件を満たし、バグのないコードを書き上げて後はのんびりするか、受託で仕事を沢山こなして、多額の収入を手にする人もいる。

 学歴も年齢も関係なくコードという成果物で、個人の実力が可視化される。よって、一日2~3時間しか働かなくても仕様を満足するコードを書いていれば誰にも文句は言われない。

 さらに、プログラミング言語は万国共通なので、日本以外でも働くことが出来る。リモートのインフラが発達した現在では、日本に居ながらにして海外の仕事を引き受けることも可能だ。

 私は幸いにもプログラミングの適性がそこそこあったようで、与えられた課題をさっさとこなして、あとはマイペースに仕事をしている。元来プログラマーを志していた訳では無いのだが、自分自身の国や組織に縛られずに働けるスキルから逆算し、自分の適性を見極めてプログラマーという職業に行きついたのだ。

 そもそも国や組織の制約を受けずに働けるスキルとは何だろう。これはつまり国の文化や言語に影響を受けない非言語スキルという事になる。そうなると理系分野の仕事が主になる。技術者、プログラマー、医者、料理人、農業、漁業従事者、マッサージ師などになるだろうか?

 私はそこから、先ずは技術者を選び設計の仕事に従事した。しかし、強度計算だけでなく、図番などの細かい確認がどうも苦痛であった。そこで、次の候補としてプログラマーに辿り着き、たまたまそれが自分にとってはこなしていて苦痛ではなかったいう訳だ。そして幸運なことにプログラマーの仕事はテレワークとの相性も良く、会社に行かなくても仕事を完結できる場合が多い。

まとめ

 大人や世間からのあなたの夢は何?あなたは何者になりたいの?という呪縛から逃れて、自分はどういう状態にいることが心地よいのか自分自身に問いかけることが大切だろう。

 そして大人は子供に夢を問いかけずに、子供の好きな事や好きな状態をキープ出来るようにそっと裏からサポートしてあげることが、子供の将来の幸福にきっとつながるはずだ。