スマート駄目リーマンの忘備録

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一般事務の仕事はお勧めしない

事務職って何やるの?!

 事務職というのは幅広いですが、伝票入力、電話の取次ぎ、社外から来た郵便物の配布などを主に行っています。最近は英語が出来る人が増えたので、ちょっとした英文の翻訳などをやる人も増えました。受付も広い意味では事務の仕事です。(専門知識をあまり必要とされない女性オフィスワーカー。昔の俗に言うOL)

 正直言うと仕事上の責任やプレッシャーは殆ど無いし、肉体的負担も少ないです。つまり相対的に楽な仕事です。

事務職の一般求人倍率は約0.36倍

 分かりやすく言うと36人の求人に対して、100人が応募する人気の職種です。一度採用されると中々人が辞めず、ポストが空いたらすぐに奪い合いになるのが現状です。

スキルが全く身に付かない

 上記の様に専門知識が全く必要とされない仕事なので、何年こなしても全くスキルアップが望めません。ということは、若い女性がこなしても、ベテランの女性がこなしても、ほとんど仕事の質は変わりません。その結果、若い女性が採用されやすくなります。

 開発のように新しい製品を生み出す訳では無く、営業のように仕事を取って来る訳ではありません。つまり、会社としても重要性が低く、誰がいつ辞めても困りません。

 時々、事務職の給料が少ないと同情を買おうとする方が居ますが、会社に技術的、金銭的な貢献をしていないので、給料は当然少なくなります。

 

今後は需要が減っていく

 ITの普及で今後は事務の仕事が減っていくことは、何となく皆さんもお気付きだろうと思います。求人倍率も将来的には0.36倍から0.2倍、0,1倍辺りに落ち込むでしょう。

 上記で述べたように何年やってもスキルが蓄積しないので、勤務している会社が倒産したら、路頭に迷いやすい仕事です。おまけに求人倍率が0.36倍なので、少ない椅子を求めて、数多くの人と争うことになります。また、若い方が有利なので、若さを失うと事務の仕事にありつくのは、更に厳しくなります。

 

保険、銀行などでは一般職を営業などへ配置転換

 事務職の仕事は付加価値が低く、コンピューターに代替されていくので、大手の保険、銀行などでは、利益を生む営業などの部署に配置転換を促しています。今まで、空調の効いたオフィスで、定時上がりの仕事から、売り上げ目標を与えられ、目標達成のために、定時後も車や徒歩で駆けずり回ることが要求されます。

 

責任ある仕事を担う大変さを一度経験しておいた方が良い

 社会を深く知るという人間的な成長の意味でも、一度は責任が要求される仕事をこなしておくことをお勧めします。個人的な印象ですが、事務の仕事しかやったことの無い人は考え方が幼い人が多い印象です。

まとめ

 一般事務の仕事は、精神的、肉体的なプレッシャーが少ないので、皆がなりたがる職種ですが、将来性を考えるとお勧め出来ません。仕事は大変ですが、看護師になるなどして、きちんと手に職を身に着けておくことをお勧めします。美容師などは人気ですが、給料が低く、業務独占性が弱いので、お勧めできません。

 プログラミングにアレルギーが無いのならば、webエンジニアを目指すのも良いと思います。

→事務職は楽そうだからという理由で安易に目指すな!!!

 

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