CAによる機内サービス
通常は国内線でも、CAによる機内サービスが行われ、飲み物や食事の提供が行われる。
しかしながら、こうした機内サービスはそもそも航空会社が発足時の飲料缶やペットボトルが存在しない時代の名残であると感じる。
当時は、そうした物が存在しなかったので、席を回ってコップに飲み物をつぐしかなかった。翻って、現代では飲料缶もペットボトルも存在する。
それならば、飛行機の乗り込み口付近に飲料缶やペットボトルを置いてそれを自由に取ってもらったらどうだろうか?
また食事についても、コンビニ文化が浸透して、包装がしっかりしたおにぎりやサンドイッチがあるので、それも一緒に飲料缶やペットボトルをの横に置いて、そこから自由に取って行って貰うので十分なのではないだろうか?
既に新聞や雑誌についてはこうしたシステムが浸透しており、各自読みたいものを自由に取って着席するシステムが浸透している。食事のシステムもこれに追随させて、CAの人員を削減すればコストカットにつながるのでは無いだろうか?
乗客は飛行機に、おもてなしを求めていない
乗客の大多数にとって、飛行機とは移動手段でしかない。飛行機におもてなしは求めている人は非常に少ないだろう。昔のように飛行機が特別な乗り物だった頃は、飛行機が非日常空間の演出の役割を担っていたかもしれないが、飛行機は既に大衆化してしまったのだ。
よって、CAによる笑顔、接客サービスなどは、無いよりマシというレベルだろう。別にそれが失われても料金が今より三割安くなるのであれば、、私は安くなる方を選ぶ。
もし、三割増しの料金で、半分の時間で到達できる飛行機に乗れるのでああれば、迷わずそれに乗る。つまり、飛行機は早く目的地に到達するための移動手段という側面が非常に大きいのだ。
航空会社によるサービスの限界
そもそも航空会社は飛行機の開発を行っている訳では無い。よって、画期的な高速旅客機を開発して、従来よりも半分の時間で目的地に到着するサービスを提供する事は不可能である。
そして、最短経路の実現のために、特定の国の上空を飛ばせてもらうようにその国に働き掛ける事も出来ない。
また、航空会社に外交交渉能力は無いので、紛争などによって、特定の国の上空を飛行出来なくなるせいで、大幅なタイムロスを被るリスクを常に負っている。
まとめ
従来は特別な乗り物であった飛行機も日本では大衆化してしまったのだ。よって、それに応じたサービスの提供が要求される。
近年勃興したLCCというものが、そうした需要に応じるサービスなのかもしれないが、座席間隔が狭いのはいただけない。
私が求めているのは、座った時の快適さを損なわず、機内サービスの大幅な削減で安い運賃を実現してもらうことなのだ。