昨日予約したツアーで、クアンシーの滝へ向かった。複数人の旅行者がが乗りあう場に揺られること小一時間。
白色がっかたエメラルドグリーンの池の美しさに思わず息を飲んだ。
池を見て回っていると何とビエンチャン市内の屋台で遭遇したニュー―ハーフの方と再会。「HELLO!」と声をかけてくれた。
湖畔の美しさではクロアチアのプリトビチェ国立公園が有名であるが、ここクアンシーの滝の一帯もそれに負けず劣らず美しいを感じた。
旅慣れてそうな欧米人バックパッカー達は水着で水浴びを楽しんでいた。
2~3時間ほど散歩してバンに乗り込み市街地へと帰途に就く。池の美しさに感動に胸いっぱいにだった。しかしその矢先。会社から逃げ出して、東南アジアを放浪している自分の将来への不安が洪水のように襲い掛かる。会社の人たちは現地の復旧作業で大変だろう。自分は会社に戻っても、もう居場所はない。危険物や電気工事士の資格でも取って食いつなごうか。英語がちょっと出来るから、通訳の請負でもやろうか。
悶々と悩んでいるうちに市街地へとバンが到着した。周囲では水かけ祭りの真っ最中であった。陰鬱とした表情をしながら、道端で座り込んでいると突如頭にバケツ一杯の水をかけられた。
水をかけたのはドイツ人バックパッカーだった。クヨクヨ悩んでないで、とり合えず今を楽しもうぜと目で話しかけていたのが伝わって来た。
そうだ。もうラオスまで来てしまったんだ。これからのことは日本に戻ってから考えよう。宿に戻り地球の歩き方を開くとワット・プーという世界遺産が、パクセーという町の近くにあるらしい。明日はパクセーに旅立とう!