スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

向いてる仕事

この仕事は本当に自分に向いてるの?

 これから働く就職活動中の学生さん。はたまた既に就職されている方々。その中の多くが、仕事が自分に本当に向いているのか分からないでしょう。

 そこで簡単に仕事の向き不向きをチェックするポイントをお伝えします。

大した努力をしなくても、成果が出せる

 この大した努力をしなくてもというポイントが非常に重要です。おそらくあなたは今の仕事に向いている可能性が高いです。もしかしたらそれはあなたが好きではない仕事かもしれない。でも向てる仕事です。よっぽど職場環境が悪くなければ、継続することをお勧めします。

 逆に頑張っているのに怒られる場合は向いないので、二~三年で大きな進展が見られない場合には転職や配置転換をお勧めします。

 

仕事中に時間を忘れて、いつの間にか定時になる

 これも重要なポイントです。時間を忘れるくらいにその仕事に没頭できるということはその仕事を半分楽しめている証拠です。

 逆に定時が待ち遠しくて、時間ばかり気にしている場合には仕事に夢中になれていないし、苦痛を感じているので、転職や配置転換をお勧めします。

 

孤独を楽しめるか?

 孤独が苦痛にならない人は、一人でコツコツとプログラミングをするのが向いています。一人で仕事に取り組めて、成果物が一人で完結する小規模なアプリやシステム開発などが良いでしょう。

 (プログラミングでも大規模なアプリケーションの場合には結合試験などで、他のチームやメンバーとコミュニケーションが必要になる場合もあります。)

 あとはネットワークインフラの監視業務もお勧めです。これについては元請けさんとコミュニケーションが必要な場合もあるので、若干注意です。

 肉体労働系だと配送作業なども向いていると思います。営業職で、うまく上司やお客さんとコミュニケーションが取れなくて苦しんでいる人は検討してみると良いでしょう。

 技能職ですと、電気工事士の資格を取り、ビルや公共施設などの常駐夜勤なども向いているかもしれません。トラブルが起きると大変な時もありますが、それ以外は少人数で待機が多いです。

 ネットワークの監視や設備管理については夜勤があるので、不規則な生活に耐えられるかも見極めが必要なので注意してください。

 食べて行くのは難しいですが、才能があれば作家やブロガーなども孤独を楽しめる人に向いています。

 孤独耐性がある(裏を返すと集団作業が苦手)かどうかは、実は仕事の適性を見極めるうえでの重要ポイントです。本人の専門性以前にここの見極めを間違えると苦しいです。理系の院卒が高給に惹かれて、コンサルになるのが一時期流行っていましたが、集団への適性が無いと本当に地獄です。そういう人は基礎研究などが向いているでしょう。

給料や会社の社格は二の次

 とにかく、自分に合っている仕事だと給料が安くてもそんなに苦痛ではありません。逆に給料や社格が良くても、向いていない仕事をやるのは本当に地獄です。世間体にとらわれないように自分を見極めてください。就活でよく言われる自己分析は本当に重要です。

 

自分の体験談

 新卒から設計の仕事を行ってきました。設計の仕事は関連部署や営業とコミュニケーションが必要です。しかし私は集団に馴染めず、一人で作業するのが向いていたので、まったく適性の無い仕事をやり続けてきました。仕事はあまり楽しくありませんでした。

 そこでソフトウェアの会社にプログラマーとして転職し、一人でプログラミングの仕事をする環境になってから、仕事が楽しく、かつ対人ストレスが減りました。転職して本当に良かったです。

 プログラミングの良いところは曖昧さが無く、正しいコーディングをしていれば必ず正しい結果が返って来るところです。人間関係独特の曖昧さや駆け引きも好きでは無かったので、プログラミングの仕事は私に向いているのだと思います。

 プログラマーの給料は安くて割に合わないと言われますが、世界的に見ると日本が異常なだけです。国際的に見て、日本のプログラマーの給与は低いです。よって本来プログラマーになるべき優秀な人材が給与の安さや処遇の悪さを嫌って、プログラマーになりたがらないのが日本の大きな問題点です。

 大手SIerのSEなんて、仕事の割り振りやスケジュール管理をしているだけです。それなのにプログラマーよりも給料が高いので、付加価値が低い仕事にもかかわらず、そこに高学歴が群がります。

 現在はリモートツールが発達しているので、日本にいながらオンラインで海外の仕事を請け負うことが出来ます。孤独を好み、数学、語学が得意な人は是非プログラマーを目指すべきです。

 またプログラミングのスキルは汎用性が高く、常に人手不足なので食いっぱぐれることはありません。いつでもどこでも働けるのがプログラマーの強みですね。また、成果が明確なので、成果物さえ出していれば他に好き勝手なことをしても誰も何も言いません。さっさと仕事を終わらせて映画を見ていても、全く問題ないです。(私の場合ですが。)