スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

ロシアワールドカップ観戦記(スペイン対イラン)

 翌朝8時、カザン駅に列車が到着。駅では地元のボランティアから熱烈な歓迎を受けた。

f:id:yasuyankun:20210710155813j:plain

Добро пожаловать(ようこそ)

f:id:yasuyankun:20210710155112j:plain

熱烈な歓迎

 ホテルに向かい荷物を預ける。ホテルのオーナーの息子さんが、日本人の私に興味を持ったようで、宿の近くを案内してくれた。カザンは本当に美しい町で、ドイツのライプチヒミュンヘンに匹敵する感動を覚えた。壮麗な建物と豊かな緑が見事にマッチしていた。

f:id:yasuyankun:20210710155333j:plain

美しい街並み

その後モスクワで出会った日本人にお勧めされたカザンクレムリンを訪れる。イスラム教徒が多い街であり、クレムリンもイスラミックなデザインであった。イスラム教国は基本的に灼熱で、雨が少なく水を崇める傾向が強い。それに倣いモスクには青を基調としたものが多い。カザンクレムリンもそれに倣い、青と白を基調とした大変美しい建物であった。

f:id:yasuyankun:20210710154039j:plain

カザンクレムリン

ドーム内のモザイクは金と白を基調とし、華やかさと清々しさが共存した不思議なデザイン。クレムリンの外観を写真に収めるが、あいにくの雨で、美しい外観が三割減といった印象。晴れた日にもう一度訪れることを決意し、クレムリンを後にした。

f:id:yasuyankun:20210710154112j:plain

内部の荘厳なモザイク

f:id:yasuyankun:20210710155228j:plain

アラベスク様式の窓

 観光をしているとちょうどお昼前になったので、中央アジア系レストランでお昼ご飯を食べることにした。旧ソビエト連邦の影響でロシア国内には今のウズベキスタンカザフスタンなどの中央アジア系のレストランが多くあり、日本人の口にも合う。ロシアは観光スポットの豊富さだけでなく、食事でも日本人にお勧めの国だと感じる。

西洋料理とケバブロールに飽きて、日本の食事が恋しくなってきた頃合いだったので、無我夢中で食べ進んだ。特に水餃子が絶品で、あの味は忘れ難い。

f:id:yasuyankun:20210710154151j:plain

中央アジア料理

 宿に戻り、16時半まで休息した。今日は夜からスペイン対イランの試合を見に行く予定なので、17時過ぎのバスでスタジアムに向かう。バスの発着場所はカザンクレムリンの近く。夕方になると青空が広がってきたので、バス停へ向かうついでにカザンクレムリンを訪れて、青空に映えるクレムリンを写真に収めた。

f:id:yasuyankun:20210710155513j:plain

青空に映える美しいクレムリン

 スタジアムの最寄りのバス停に向かうと既にそこからお祭り騒ぎ。顔に国旗をペイントしたり、楽器を演奏したり、皆が思い思いに楽しんでいた。

f:id:yasuyankun:20210710160131j:plain

キックオフ前からヒートアップ

 スタジアムに入場し、席に着くとピッチがすぐ近くで、興奮がこみ上げてくる。隣にはLGBの男性カップルが、仲睦まじくボディータッチをし、愛情と友情を確認し合っていた。二人とも本当に幸せそうだった。

f:id:yasuyankun:20210710154512j:plain

仲睦まじい、幸せそうなカップル。

 キックオフが行われると前に座っている観客は総立ちで、自分も立たないと試合が見れなかった。スペイン代表はイニエスタが注目の的だったが、21番のダビド・シルバの動きが目を引いた。ハードワークを厭わずに、チャンスの起点を作っていた。結果は1-0でスペインの辛勝。ゲームを見た感じ、決勝トーナメントをベスト4以上勝ち上がっていくのはきついと感じた。

 試合後にバス停に戻るとカザンクレムリンが夜空と照明に美しく映えていた。明日は世界遺産のスビヤズスク島に行く予定。サッカーの試合よりも観客の熱狂が印象的だった。

f:id:yasuyankun:20210710155603j:plain

熱狂的なイランサポーター