市内周遊ツアーへ申し込み
日本から総計20時間以上の長旅を経て、ようやく辿り着いたレシフェ。当然の帰結ではありますが、飛行機のシートに長時間座っていたために、腰が重たくなりました。ホテルの部屋のベッドに寝て休んでいましたが、ベッドのクッションが柔らかすぎて、余計に腰が重たくなりました。
せっかく来たのに寝ているだけではもったいないと思い腰を起こして、レシフェ市内の一日観光ツアーに申し込みました。
ホテルのフロントで申し込みを行い、翌朝にホテルの玄関で待っていると乗り合いのバンが迎えに来てくれました。
ポルトガルとオランダ文化の融合
元来ポルトガルの植民地でしたが、オランダの侵略を受けて、街の光景はその影響を今でも色濃く残しておりました。
レシフェは港町と言う事もあり、沿岸部に観光スポットが点在しておりました。下の写真はブラジル彫刻公園のモニュメントです。
ユダヤ教会
オランダ統治時代にユダヤ人が在住していた貴重な記録の様です。
オリンダ歴史地区
カラフルにペイントされたヨーロッパテイストの建物で、やはり南米に来たんだと実感しました。赤道近くの常夏の都市なので、太陽の日差しが明るく、それにカラフルな建物が映えました。
歴史を感じさせるブラジルバロック形式の重厚な教会が丘などに点在し、そこからの眺めも非常に素晴らしかったです。町の名前の由来は、ポルトガル語で"Ó, linda!"(日本語では、"なんと、美しい!"を意味する)とのことですが、その名称に恥じない素敵な景色を堪能できました。
どこまでも続く美しい海岸線に思わず息を飲みました。
ちょうど夕刻と言うこともあり、夕日に照らされる教会の白壁が得も言われぬ神々しさを放っていました。
美しい海岸線を背景にすると一層映えますね。
帰路
帰りの車の中で、隣り合わせた方が日系人の方で、40年以上も前に日本からの移民船でブラジルに移住したとのことでした。物腰は落ち着いていて、柔和な型でありましたが、日本から地球の裏の国に移住した勇気やフロンティアスピリットを醸し出し、強い芯を感じる方でした。
やはり移住してから新天地を仕事を始めるのは大変だったそうですが、大変な事も過ぎてしまえばあっという間だと感慨深く述べられておりました。