ハンブルクへ
スペイン対チュニジアを観戦後にチェコ対イタリアの試合が行われるハンブルクを目指した。
ハンブルクは高原選手が在籍していたハンブルガーSVのホームタウンである。そして、港町であることからドイツには珍しく海産物を素材にした料理が堪能できる。特にパンに小エビを挟んだサンドが絶品で、何度でも食べたくなるおいしさであった。食の面で日本人に優しい街だ。
ハンブルクのこの時期の気候の特徴なのか、私が滞在中はずっと、どんよりとした曇りであった。しかし、そうした曇りの天気が町の雰囲気にフィットしているのが何とも不思議。
チェコ対イタリア
チェコは前回のガーナ戦でまさかの敗戦となり、このイタリア戦では引き分け以上でないと苦しい状況。
やはりヤン・コラーの抜けた穴は大きく、前線でのボールキープに苦戦。ネドベドなどの二列目が果敢にミドルシュートを狙うも、あえなく敗戦。
ネドベドの体幹の強さ、持久力、ミドルシュートのコースなどには非常に目を見張るものがあった。
決勝トーナメント以降も彼のプレーを見たかっただけに無念。ネドベドはこのイタリア戦を持って代表は引退。
2006年当時、世界ランク2位で優勝候補とも目されていたチェコが、グループリーグで姿を消すことになり、驚きと無念さが残った。