スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

失敗するアンケートフォーム

アンケートの有効性

 google formが一般に浸透した事もあり、自社で独自にアンケートフォームを作成することも増えて来ました。

 特にオンラインセミナーなどで効率的に自社製品やサービスに対する意見を収集出来れば、今後の営業戦略の大きな判断材料となります。

 お客様自身、営業マンと対面下では言いにくいことでも、匿名のwebアンケートならば本音をはっきりと伝えてくれる可能性も高いです。

アンケートが集まらない

 しかし、実際に会社の広報担当者、営業窓口、社内SE担当者の頭を悩ませているのが、アンケート結果が想定以上に集まりにくいということです。

 私の経験に照らすと、せっかくアンケートフォームを用意したのに、アンケートの集計結果がゼロ件という残念過ぎる結果に陥ったこともあります。これではアンケートを準備する手間だけが無駄にかかったことになります。そこで、アンケートが集まらない原因を分析して、皆さんに共有したいと思います。

アンケートが集まらない要因

告知のタイミングが遅い

 基本的にセミナーなどではセミナー終了当日、最悪翌日までにアンケートフォームを配信しないと、参加者も内容を忘れてしまい、アンケ―を書きようにも書けない状況に陥ってしまいます。

自由記入欄が多すぎ

 アンケートはあくまでもお客様の善意に甘えて、情報を提供して頂く機会なので、お客様の負担となる、自由記入欄が多すぎるとお客様の精神的な負担が高くなってしまいます。アンケートでは多肢選択式を中心に自由記入欄は一つに留めるのがお勧めです。

お客様の個人情報をやたら要求する

 営業の意見としては少しでも多くお客様の情報を収集して、営業攻勢に出たい思いは痛いほど分かりますが、これもお客様の精神的な負担になります。アンケートを回答したらしつこい営業電話が来るのではないかと危惧されて、アンケートに回答して貰えなければ元も子もありません。

 私個人の意見としては、メールアドレスのみで良いと思います。これ以上の個人情報はお客様の精神的な負担となりますし、匿名アンケートのメリットが活かせなくなります。

営業からの連絡を希望するor希望しない

 どうしても営業活動のフックとしてアンケートを活用したい場合には、アンケートの最初に営業からの連絡を希望するor希望しないのチェックボックスを設けて、営業からの連絡を希望しないお客様に対して、心理的な安心感を提供すると良いと思います。

まとめ

 あくまでもアンケートはお客様の善意に依る部分が大きいです。まずは、お客様にご協力いただいている、情報を提供いただいているという謙虚な姿勢が重要であると思います。

  アンケートの回答がきっかけで、商談に繋がったらラッキーくらいの姿勢が、圧迫感を与えず、丁度良いと思います。