スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

プラント、土木業界に就職する際の注意点

「建築や構造物が好き」なだけじゃ勤まらない

 就職活動で、プラントやゼネコン業界を志望する方もいると思います。設計業務に強い興味を抱いていると思いますが、好きなだけじゃ勤まらないのが、プラント、土木業界の難しい点です。

発注元が国を始めとした地方自治体、電力会社、大手企業

 これから分かる通り、お客様が圧倒的に強いです。お客様が黒と言えば黒だし、白と言えば白です。特に納期については、どんなにギリギリでも絶対に間に合わせるのが常識です。

 一番厄介なのは、お客様が電力会社の場合でしょうか。こちらの納期遅延や不具合で万が一発電が出来ない場合、一日数千万円~数億円というペナルティが発生します。タイトな納期、ミスが出来ないプレッシャーで、設計検証の場は非常にピリピリとした雰囲気です。一日に数回ほど怒号が飛んできます。

 さらに、モノがモノだけに事故が起きた時に人命に直結します。このようにお金だけでなく人命への影響も多大なので、精神的にタフである必要があります。

設計は慢性的な長時間残業

 お客様が電力会社などの場合、突発的なトラブルが発生したときに迅速に対応することが必要です。よって、通常の設計業務にトラブル対応の緊急案件がひっきりなしに割り込んできます。そのため、常に忙しいです。自分の仕事が一段落しても、忙しい人の仕事を手伝わされます。いつも何かに追われていて、気持ちが全く休まりません。

 通院や家族の不幸以外で、定時に帰れることは絶対無いです。大体22時くらいに帰宅するのが標準で、独身の場合は帰宅時にコンビニで夕食を買うか、定時後にサッと職場を抜け出して、会社の近くの定食屋で夕飯をかき込む。このようなあまり好ましくない食生活に陥ります。私の前職の課長は朝の7時に出社し、帰宅は23時。文字通り、家には寝るために帰るだけの生活です。

施工管理やメンテサービスでは僻地勤務になりがち

 プラント設備やトンネル、橋梁などの施工管理は人里離れた場所に位置することが多いです。そのため、現地で施工管理をしたり、メンテを行う人は数年間、僻地で勤務する場合が多いです。

 独身の人は、彼女がいなければずっと独身のまんまの可能性が高いです。彼女がいる人も会える回数が激減することで、破局の可能性が強まります。既婚者も奥さんが帯同してくれたら良いですが、そうじゃない場合には最悪、離婚もあり得ます。

 ただし、緊急のトラブルなどが無ければ、基本的には定時で仕事は終わるので、規則正しい生活は送れます。まれにですが、都会の慢性的な残業や喧騒を嫌って、敢えてここに来た一風変わった人もいます。

酒、風俗、パチンコ、タバコ

 男性比率が非常に高い業界の特性かもしれないですが、こうしたものを積極的に好む人が多い印象です。田舎の施工管理の事務所だと昼休みにみんなでタバコふかしながらAVを見てたりと、他業種の人から見たらカルチャーショックが半端ないでしょう。

 金曜日の夜に仕事終わりに飲み屋→キャバクラ→風俗のはしごが定番になっている職場もあります。そして、土日はタバコをくゆらしながらパチンコ三昧。設計部門でも他業種と比べると上記の傾向が強く見られます。

 社員には学生時代にラグビーやアメフトでならしていた人も多く、陰キャはいずらい雰囲気が漂っていました。

 

無線機器の設計からプラント設備の設計へ

 私は自分が主体で、大きな構造物を設計してみたい意欲が有ったので、無線機器の会社からプラント設備の会社へ転職しました。入社初日に新入社員歓迎会があったのですが、酒が入ると皆こぞって風俗やパチンコの話で盛り上がっていました。皆、国立大学卒で院卒が多いに関わらずこれにはびっくりでした。ちょっと異世界に来てしまったという戸惑いも覚えました。

 前述のとおり、プレッシャーが大きく、職場では毎日怒号が飛び交っていました。また、帰宅も遅く、出社ギリギリまで寝て、10分でスーツに着替えて駅に向かう毎日でした。慢性的な寝不足で、朝はブラックコーヒーを飲んで、ごまかす始末。しまいには胃が荒れて、胃炎になってしまいました。

 

パワハラも多いかも

 一概にはこの業界だけとは言えないですが、男性が多い職場で、怒号が発せられやすいとなると、どうしてもパワハラが誘発されやすいことは否めません。

 ダイバーシティの推進で、職場の女性比率を増やす取り組みをしていますが、そもそも論として、彼女たちは業務内容にに関心の無い場合が多く、そのしわ寄せが男性社員に来がちです。ダイバーシティの推進は失敗であるという印象を受けました。

 このような男性社会の職場に嫌気がさしたのか、育休や産休を取得して、そのままフェードアウトした女性社員もいました。

 

まとめ(プラント、土木業界は人を選ぶ)

 これまで述べたように、設計技術があるかどうか以前に、業界特有のノリに付いて行けるかどうかが、カギになります。新卒の学生で、プラント業界で働くことを通じて、社会インフラを支えたい。社会に貢献したいですと言った人も多いですが、業界のノリが自分の肌に合わないとインフラを支える以前に自分がその重みでつぶされてしまいます。

 設計に興味はあるけど、業界のノリが合わない人は、文房具、家具、電化製品などの会社に行くことをお勧めします。

 

 

 

 

転職先で生き残る方法

希望を胸に転職

 大抵の人は、希望を胸に秘めて転職する事でしょう。前職では物足りなくなって、自分のスキルを転職先で伸ばしたい。転職先で評価されて、給与upを狙いたいetc・・。

転職先には自分よりも出来るライバルが一杯

 しかし、しかし。転職先には自分よりも出来る人が一杯。自分の中での自信は脆くも崩れ去っていきます。前職で得意としていたスキルを伸ばして、給与を上げるどころか。この転職先でクビにされずに生き残ることが、そもそも出来るのかという不安に襲われていきます。

ヤバい 早く追いつかないと

 何とか同僚に追いつかなきゃ。焦りは募ります。しかし、焦りは更なる焦りを生み、思うように成果が出せません。

逆転の発想(追いつくことを諦める)

 おそらく、年収upの転職の場合、新たな職場の同僚のメインスキルのレベルは自分と同等以上の場合がほとんどです。レベルの高い職場では元々いた人の基礎的なレベルが高いので、頑張っても中々追いつけません。

 そこで、逆転の発想です。メインスキルで追いつくことを諦めて、最低限職場で足を引っ張らない程度に留めます。その代わり、今の職場の同僚には出来ないが、自分には出来るスキルを探します。そしてそのスキルは、会社の業務に役立つかを見極めます。そのスキルが役立つことが分かったら、そちらのスキルを伸ばして、自分の存在意義を確立します。

自身の経験

 機構設計の経験を活かして、無線端末の機器を開発している会社に転職しましたが、そこには既に金型設計なども経験した設計者がおり、全く歯が立たないと感じました。私は当初、自身に不足している金型設計の知識を補おうと、書籍などで勉強しましたが、空回りでした。

 そこで、私は金型の知識については一旦諦めて、自分には出来て、その人には出来ないことは何だろうと発想を転換しました。その人はモデリングには強いですが、数値的な強度解析や安全設計を苦手としているようでした。

 よって、私は積極的にその役割を買って出ました。そして、その人が感覚や経験論でモデリングしていた内容を数式レベルに落とし込んで、体系化しました。

 その結果、私とその人は役割が被ることが無く、不足部分を補う形で、大きなシナジーを発揮しました。その人が見落としていた、モデルの強度不足部位を私は数値解析で見つけ出し、不具合の発生を事前に食い止めることが出来ました。こうして、既存の製品の故障返品率は劇的に低下しました。

 私は、安全設計基準の策定という新たな分野を会社の中で確立し、故障が起きたらまずは私に相談しようという営業技術の方も増えて行きました。当初は金型設計が分からずに、仕方なく取り組んだ仕事がいつの間にか会社の技術部門の柱にまで成長しました。

転職先選びの戦略

 多くの人は、転職先の強みを吸収して、更にスキルアップをしたいと思うでしょう。しかし、逆転の発想で、その転職先にはまだノウハウが無くて、自分がそれを提供できるチャンスは無いかと視点を変えてみましょう。そうすると転職先ではライバルは少ないため、自分が有利な立場に立てます。当然ながら、昇進も早くなりやすいです。

転職後の戦略

 同僚のスキルを観察して、その人たちには無くて、自分にはあるものを徹底的に考えてみてください。競争の激しいレッドオーシャンを避けて、競争の緩いブルーオーシャンを探すのが勝つための鉄則です。

 ただし、その会社で最低限要求されている知識は習得する必要があります。そこの部分については頑張ってください。私も金型設計の基礎的な知識を習得した上で、強度設計に軸足を移しました。

 また、転職先の上司の雑用を積極的に行うのもお勧めです。私は転職先の上司の技術検討会に同席するときは、必ず議事録を書いて、今後の上司のアクションプランを整理して、上司の黒子役として、積極的に上司を支えました。

 どうしても、転職したばかりでは自分をアピールすることに気が向きがちですが、敢えて黒子に徹して、周囲からの信頼を得るのが先決です。

まとめ

 転職の内定が決まって、給与が上がりそうと浮かれるのは早いです。転職先できちんと生き残って、上った給与を永続的に得ることが先決です。

 そのためには転職先の現状を冷静に観察して、自分の中の何を会社に提供したら、会社のプラスになるのか、しっかりと考えて下さい。

 

 

 

プログラミング初心者が、プログラマーとして食べて行けるようになるには?

初心者が陥る罠

 パソコン教室や職業訓練校で、htmlやcssを勉強して、ホームページのデザインを構築出来るようになった。よっし、これでプログラマーとして食べて行けるのかな?という淡い期待を胸に抱きます。

 

htmlやcssの知識だけでは食べていけない

 残念ながら2020年代では、html、cssの知識のみで、食べて行くことは非常に難しいです。(アルバイトの仕事はあるかもしれませんが・・・)

 受託開発のクラウドワークスの単価も低いです。インターネット黎明期の1990年代後半から2000年代前半ならば、可能だったかもしれませんが、今はそうした技能はコモディティ化しています。

 また、専用ソフトやwordpressなどを用いれば、html、cssの知識が無くてもホームページを構築することは可能です。

 

最低でもjavascriptもしくはphpなどで動的サイトを構築出来る必要がある

 phpでホームページでお問い合わせフォームを作成して、自動返信メールが送れるようになる。さらにフォームに入力したデータをSQLサーバーに保存する。もしくはjavascriptでホームページ上のイラストが遷移する。ここら辺まで出来ないと、現在webプログラマーとして食べて行くのは難しいかと思います。

 ここが、プログラミング初心者が陥る大きな落とし穴です。htmlやcssphpjavascriptは技術的ギャップが非常に大きいのです。また、巷で販売されているプログラミング言語の考え方の本を読んでみても、それが実際のプログラムとどのように結びつくのか理解に苦しむでしょう。

 

webプログラミングを入り口すると早々と限界が来る

 htmlやcssではプログラミングにおいて本当に大切な要素が含まれていません。具体的にはプログラミングの基盤である、変数の定義、繰り返し、条件分岐、参照、配列、クラスといった概念が含まれていないのです。

 しかも、phpjavascriptの参考書は学生時代にC言語VBなどの言語を学んだ事を前提に書かれていることが多いです。よって、多くの初心者(特に文系)はphpjavascriptの技術ギャップに付いて行けずに挫折します。

 プログラミング教室としては、htmlやcssを教えて、手っ取り早く目に見える成果物を受講生に提示できることは願ったり叶ったりです。正直、変数の定義などから順を追って解説して行くと、早々と多くの受講生が脱落していくので、商業ベースで教室を運営して行くことは非常に厳しくなります。

 

プログラミング言語とは計算を効率よく行う為に生まれた

 そもコンピューターとは計算機であり、プログラミング言語とは計算機に人間が意図した計算を効率よく正確に行わせるために生まれたものです。特に同じ計算を何度も行う必要があるといった繰り返し作業にコンピューターは大きな力を発揮します。よって、プログラミングを行って、実際に複雑な計算をこなしてみることが、プログラミング理解の近道なのではないかと考えます。

 

エクセルを入り口にするのが、最も近道

 意外かもしれませんが、いきなりプログラミングの学習に入る前にエクセル関数を使いこなすことを目標にするのが良いと思います。特に絶対参照、相対参照を利用して、同じ計算作業をコピーする作業は、プログラミングの参照と繰り返しの概念を理解するための基礎になります。

 

エクセルVBA(マクロ)にステップアップ

 エクセルの関数を使いこなせたら、次はエクセルVBA(マクロ)にステップアップしましょう。実はエクセルVBA(マクロ)には、変数定義、繰り返し、条件分岐といったプログラミングに必要なエッセンスが、ほぼ含まれており、これを完璧にすれば、プログラミングの基礎は完成したと言っても過言ではないと思います。初心者は自動請求書作成システムなどを実際に作ってみることをお勧めします。

 通常のプログラミング言語を学ぶ際、初心者にとって最もハードルになるのが、開発環境の設定ですが、エクセルVBA(マクロ)はエクセルさえ起動できれば、簡単に動作が可能であり、初心者がプログラミングの基礎を学ぶには非常に適しています。

 本当にエクセルVBA(マクロ)を極めれば、会社での事務作業は殆ど自動化可能であり、これだけでプログラマーとして仕事が出来るくらいのレベルになります。(メールの自動送信や伝票作成までボタン一つで可能です。)実際にエクセルマクロの計算をパッケージ化して、ソフトとして販売されていたりもします。

yasuyan.net

 

 

 

 

エクセルVBA(マクロ)を習得した上でphpやjavascritに移行しよう

 エクセルVBAを使いこなせた上でphpやjavascritに移行するとそうではない場合とすんなりと理解が出来るようになると思います。表記が違うだけで、プログラミングで実行していること自体はそんなに大きく変わらないと思えるのではないでしょうか?

 実際にphpやjavascritを使いこなせるようになれば、webプログラマーとして、立派に食べて行くことも出来るでしょう。

 

まとめ

 プログラミング初心者は、一見遠回りに見えますが、エクセルを使いこなすことを入り口にすると良いです。エクセルの概念自体が、分かりにくいプログラムを視覚化して、分かりやすくする設計思想で作られたソフトなので、エクセルを使いこなすことでプログラミング的な考え方が自然と習得できます。

 エクセル関連についてwebでも本でも参考資料が豊富に存在しますので、それらを参考にしながら、勉強を乗り越えていただけたら嬉しいです。

 

 

合気道は実戦で護身術として通用するのか!?

合気道

  合気道とは植芝盛平先生が、日本の剣術、柔術のエッセンスを体系化したものである。現在、世界中に普及し、老若男女が幅広く稽古に励んでいる。警察で犯人を怪我せずに取り押さえる技術などにも応用されている。

ja.wikipedia.org

 

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柔道と何が違うの?

 ここで、柔道と何が違うのか疑問に思われた方も多いでしょす。何となく同じように見えてしまう方も多いと思います。

柔道

 投げ技がメインで、立ち技で手関節を極めることはありません。スポーツとしての試合をメインに発展した側面が強いです。綺麗に相手を投げて一本を取ったり、寝技で相手を床に組み伏せて有効を取ったりといった、ポイントを取ることを主眼に稽古内容が練られている印象を受けます。

 前段で述べたように、スポーツとしての特性が強いので、武器を持った相手は基本的に想定していません。さらに、投げ技がメインになると明らかに体の大きい人が有利になります。よって、体格の違いを跳ね返すのは非常に難しくなります。柔道の試合が体重ごとの階級制に分かれていることからも、それは伺えます。

 

合気道

 投げ技も存在しますが、立ち技で関節を極める技が多いです。寝技はありません。寝技が無い背景としては、相手を立ち関節技で極めた時点で、本来は相手を骨折させるに至らしめるからだと考えています。そのため、技をかけられて骨折をしないために、積極的に受け身をとります。ここが柔道との大きな違いで、柔道は投げられて、受け身を取った時点一本が成立し、投げた人が勝ちます。

 しかし、合気道は試合という概念が無く、投げられても、怪我をしなければOKなので、危ないと思ったら積極的に投げられます。柔道はポイントを取らせないために、投げられるのを必死で耐えます。よって、立ち関節技が使える、投げられてもOKということで、研鑽を積めば、体格差を跳ね返すことが出来ます。

 私は合気道を10年くらい稽古していましたが、その上での意見を書かせていただきます。合気道は戦の場で、武器を失った侍が、武器を持った相手にどのように対峙したら生き残っていけるのかを突き詰めた武道のように思えます。よって、武器を持った相手を想定した練習を行います(杖、木刀、木の小刀を用いる)。また、海外ではそれから派生させて、銃を持った相手を無力化させることにも応用されています。

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本題 合気道は実戦で通用するのか?

 これについては、稽古方法によってYesにもなりNoともなります。

Yes の場合
・練習時から実戦を想定

 合気道の稽古は型稽古がメインです。しかし、その型稽古の中でも技をかけられる側が、相手を思い切り掴んだり、技をかけるのを妨げようという動きなども織り交ぜて、実戦を想定した練習を行っているかが非常に重要です。

 また、相手の突きを捌く稽古でも、相手が思い切り突いたり、突く方向に変化を織り交ぜることが重要です。突きだけでなく、蹴りの捌きも並行して行っていると良いでしょう。

 

・他の格闘技と積極手に交流

 さらに、空手やボクシングの習得者とスパーリングをすることなども非常に有効です。合気道の稽古には柔道のような乱取りが無いので、そこの部分は自主的に補う必要があります。

 こうしたことを実践している道場は非常に少ないですが、空手、柔道、少林寺拳法、剣道などを習得した上で合気道を習得した師範が居る場合、合気道の欠点を師範自身が良く熟知しているので、上記のような練習を積極的に採用しています。また、柔道家を練習に招くなど、他の武道との交流にも積極的です。

 また、タックルに対する対処法は合気道家は苦手な印象を受けるので、レスリングの経験者と練習することも非常に有意義であると思います。

 

・フィジカルの底上げ

 練習パートナーも体格毎に限定するのではなく、小さい人と100kg越えの巨漢と敢えて組ませたりといった、対格差を意識した練習も採用しています。また、太い丸太を100回以上振って、体幹の強化にも積極的です。

 

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Noの場合
・緩い型稽古

 残念ながら日本国内の半数以上の合気道道場の稽古が、実戦では有効に機能しない印象を受けます。型稽古では常に緩い持ち方です。

 また突きも一方向で、技の受け手が、相手が技をかけるまで基本的に待ってくれています。これでは実戦での護身術として到底役に立ちません。武道というよりも気功のような健康体操に近いです。実戦での格闘よりも演武で技を綺麗に見せることに稽古の主眼を置いています。

 

合気道で閉じた世界

 また、合気道という閉じた世界の中で稽古を行いがちで、他の武道や格闘技との交流もほとんどありません。

 

・私の体験

 実は私は当初、Noに該当する道場で二年ほど練習をしていました。もちろん全く無駄ということではなく、練習を通じて技の流れを覚えたり、受け身を覚えられたのは非常に有意義でした。引っ越しを転機にYesに該当する道場に通うことになったのですが、全く技がかからず、心底自信を失ったものでした。さらに、練習で思い切り手首を握られたせいで、手首に青あざが出来たことにもカルチャーショックを受けました。

 師範は手加減せずに、投げ技では頭から落として来るので(私が一応経験者だったから)、これが路上だったら死んでいたのではないかという死の恐怖を感じました。

 

・健康運動や怪我の予防については非常に有効

 ただし、合気道の目的は人によって多種多様です。実戦での利用では無く、礼儀作法や精神性を学びたい、受け身を学んで大けがを予防したいといった目的で稽古をされる方も多くいます。確かにNoの道場でも受け身の習得は、実際に怪我の予防に役立つので、広い意味での護身術に該当します。

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自分から仕掛けない、相手に致命傷を与えずに制圧

 実戦を目的に合気道を習得する目的な、これに尽きるのではないでしょうか?勿論、空手、ボクシング、柔道でも相手を制圧することは可能です。しかし、ここからが問題です。日常生活の場で、酔っ払いに絡まれたとしましょう。その時に絡んで来た相手を殴ったら、即、過剰防衛&傷害罪で、絡まれた自分が逮捕されてしまいます。柔道の投げ技を路上で繰り出すものならば、受け身を知らない相手は最悪、半身不随もしくは死に陥ります。物理的な戦いには勝利しましたが、社会的には負けです。大負けです。

 ここで、合気道の有効性が活きてきます。合気道の立ち関節技を寸止めすれば、相手は痛い思いをしますが、怪我はしません。また、体の裁きや抜きを行うことで、絡まれそうな寸前で、相手をかわすことも可能です。絡んで来た相手にも、社会的にも負けません。これが合気道の強みです。こうした理由から、警察や自衛隊合気道が採用されているのだと思います。

 戦いは好みませんが、戦いを仕掛けてくる相手から自分を守る。そして、戦いを仕掛けた相手の身体にダメージを負わせない。これが合気道の一番大切な本質なのではないでしょうか?

 

まとめ

 合気道が実戦で使えるか否かは稽古方法(道場)に大きく依存します。ボクシングでもボクササイズといったダイエット目的のフィットネスでは、実戦では通用しません。また、空手も型稽古のみではボクササイズと同様、通用しません。

 世間の一部では度々、合気道は実戦で役に立たないという意見が見られますが、おそらく実戦を意識した稽古を行っていない(そもそも実戦を目的としない)道場からの印象によって形成されたのではないでしょうか?やはり、強くなるには厳しい稽古を行う必要があります。

 

一般事務の仕事はお勧めしない

事務職って何やるの?!

 事務職というのは幅広いですが、伝票入力、電話の取次ぎ、社外から来た郵便物の配布などを主に行っています。最近は英語が出来る人が増えたので、ちょっとした英文の翻訳などをやる人も増えました。受付も広い意味では事務の仕事です。(専門知識をあまり必要とされない女性オフィスワーカー。昔の俗に言うOL)

 正直言うと仕事上の責任やプレッシャーは殆ど無いし、肉体的負担も少ないです。つまり相対的に楽な仕事です。

事務職の一般求人倍率は約0.36倍

 分かりやすく言うと36人の求人に対して、100人が応募する人気の職種です。一度採用されると中々人が辞めず、ポストが空いたらすぐに奪い合いになるのが現状です。

スキルが全く身に付かない

 上記の様に専門知識が全く必要とされない仕事なので、何年こなしても全くスキルアップが望めません。ということは、若い女性がこなしても、ベテランの女性がこなしても、ほとんど仕事の質は変わりません。その結果、若い女性が採用されやすくなります。

 開発のように新しい製品を生み出す訳では無く、営業のように仕事を取って来る訳ではありません。つまり、会社としても重要性が低く、誰がいつ辞めても困りません。

 時々、事務職の給料が少ないと同情を買おうとする方が居ますが、会社に技術的、金銭的な貢献をしていないので、給料は当然少なくなります。

 

今後は需要が減っていく

 ITの普及で今後は事務の仕事が減っていくことは、何となく皆さんもお気付きだろうと思います。求人倍率も将来的には0.36倍から0.2倍、0,1倍辺りに落ち込むでしょう。

 上記で述べたように何年やってもスキルが蓄積しないので、勤務している会社が倒産したら、路頭に迷いやすい仕事です。おまけに求人倍率が0.36倍なので、少ない椅子を求めて、数多くの人と争うことになります。また、若い方が有利なので、若さを失うと事務の仕事にありつくのは、更に厳しくなります。

 

保険、銀行などでは一般職を営業などへ配置転換

 事務職の仕事は付加価値が低く、コンピューターに代替されていくので、大手の保険、銀行などでは、利益を生む営業などの部署に配置転換を促しています。今まで、空調の効いたオフィスで、定時上がりの仕事から、売り上げ目標を与えられ、目標達成のために、定時後も車や徒歩で駆けずり回ることが要求されます。

 

責任ある仕事を担う大変さを一度経験しておいた方が良い

 社会を深く知るという人間的な成長の意味でも、一度は責任が要求される仕事をこなしておくことをお勧めします。個人的な印象ですが、事務の仕事しかやったことの無い人は考え方が幼い人が多い印象です。

まとめ

 一般事務の仕事は、精神的、肉体的なプレッシャーが少ないので、皆がなりたがる職種ですが、将来性を考えるとお勧め出来ません。仕事は大変ですが、看護師になるなどして、きちんと手に職を身に着けておくことをお勧めします。美容師などは人気ですが、給料が低く、業務独占性が弱いので、お勧めできません。

 プログラミングにアレルギーが無いのならば、webエンジニアを目指すのも良いと思います。

→事務職は楽そうだからという理由で安易に目指すな!!!

 

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Is AIKIDO useful on real fighting ?!

AIKIDO

 AIKIDO is popular martioal arts devepoled by Morihei Ueshiba in Japan. Now it is popular all over the world from child to adult.

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Is AIKIDO useful for real fighting?

 This answer is half Yes and half No depending on a way of exercising.

 

Yes 

  If you exercise hard simulating real fight situation. For example, sparing with boxer or wrestler. In a sparing, some techniques are useful , on the other hand some are not useful. So you must consider why the technique is not useful, and fix the technique to be useful in KATA trainig.

  Therefore, exercise partner need to grasp as hard as possible. Otherwise AIKIDO is not useful on a real fight grasping heavy power.

 Of course, KATA taring is imprtant to learn basic formula. Exercise partenr need not to grasp hard. 

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No

 If you exercise KATA trainig only. You can not fight with enemy in a real fight. But only KATA taining is not useless. Breaking fall exercise is very useful to keep you from injuries. Breaking fall is effective for other sports especially having hard physical contact for example foot ball , rugby football. 

 

Conclusion

  You must simulate a real fighting in a exercise. And AIKIDO is useful.  In fact AIKIDO is intrduced army. No sparing is weak point in AIKIDO, so you must spar with other martial arts player.

 Children should start AIKIDO or JUDO to protect them from injuruies. For example, slipping on a road or dropping  from a horse or falling over on skiing, daily life has lots of risks for active children. 

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エクセルでオブジェクト指向を簡単に理解

 

 

初心者が躓くオブジェクト指向

 プログラミングを学び始めた人が、ポインターの次に躓きやすいと言っても過言ではないだろう。

 オブジェクト指向とは特定の機能を有するプログラムをクラスという集合体として扱い、そのクラスの特性をプロパティによって定義して、インスタンス化する。そして、その振る舞いをメソッドとして定義する。さらにクラスの基本的な特性はポリモーフィズムで継承される。プログラミング初心者にとっては、一連の説明は?????だろう。

 それも無理はない。プログラミング初心者は、とりあえずfor文の繰り返しや、if文の条件分岐を習得したばかりなのだ。自分で書いたプログラムに、そもそもオブジェクト指向が必要な場面はほとんど無い。

(初心者レベルのプログラミングでは、オブジェクト指向を用いなくても、同じようなプログラムをゴリゴリ書けば、とりあえず動いてしまう。)

 

一般的なプログラムの本では説明が分かりにくい

 プログラミングの本では、オブジェクト指向は何故便利なのかについての説明が全く抜け落ちている。配列の説明が終わった辺りに、いきなり、オブジェクト指向の説明が来るので面食らって挫折しまう初心者が後を絶たない。

 また、オブジェクト指向の具体的な説明もいまいちパッとしない。クラスとは一般的な動物を指す。プロパティは動物の大きさだったり、毛並みといった特徴である。メソッドとはその動物がジャンプするのか、泳ぐのかといった動作である。

 このような例えを用いて説明されても、初心者は全く分からないだろう。ゲームアプリを開発しているプログラマーになって、実際にコードをガンガン書くようになった場合のみ、初めて納得できるのではないだろうか?

 実は中途半端な例えを用いるよりも我々にとって大変身近なエクセルのセルを用いて説明すると非常に分かりやすい。今回はエクセルのセルを例にオブジェクト指向を簡単に説明したい。

オブジェクト指向の有用性

 オブジェクト指向の有用性を本当に認識できるのは、プログラミングを仕事として行って、複数人で手分けして大規模プログラミングの改修や追加機能の実装を行う段階になってからである。オブジェクト指向のクラスを利用すれば、Aという機能は田中さん、Bという機能は山田さん、Cという機能は鈴木さん、といったように機能ごとの役割分担が可能になる。そして、それを持ち寄って、メインプログラムでクラスを呼び出せば、大規模なシステム開発が効率よく行える。

 もしオブジェクト指向のクラスを用いないと、全員が膝を突きわせて一つのプログラムにかかりっきりになり、あるメンバーが特定の機能のプログラムの記述が終わるまで、他のメンバーは手待ちの状態になっていまう。さらに不具合が発生したときに、不具合個所の切り離しがほぼ不可能になっていまう。

 このようにオブジェクト指向は、大規模プログラムを効率的に行うための必要性から生まれたと考えるのが自然かもしれない。

 

クラスとは?

 エクセルに例えると、これは何も入力も色付けもされていない、真っ新なセルの事である。しかしそのセルはただの真っ新な空欄では無く、色付けを行ったり、文字を入力したり、計算出来たりする機能を有している。つまり、このような機能を秘めた真っ新な箱モノがクラスだ。

 

プロパティとは?

 セルに着色などが可能であるが、セルに着色できる色の種類、セルに入力できる文字の種類のことがプロパティ(特性)というものだ。

 

インスタンスとは?

 セルに色などのプロパティを付加させた状態にしたものだ。

 Range("A2").Interior.ColorIndex = 3     ''色パレットの3番(赤色)を設定

 エクセルマクロだと上記のプログラムで、A2のセルを赤色に着色したものがインスタンスである。インスタンス化とは上記のプログラムで色を指定することである。

f:id:yasuyankun:20220325110150p:plain

 

メソッドとは?

 色が付いた状態のままのエクセルのセルをコピーするといった動作のことである。エクセルのマクロだと以下のようになる。xlPasteAllでセルの特性を含めた全てを貼り付ける指令となる。xlPasteValueだと値のみのコピーになる。

 Range("A2").Copy      ''A2のセルをコピー
Range("B3").PasteSpecial(xlPasteAll) ''A2セル全特性を含む状態で貼り付ける
Application.CutCopyMode=False ''コピーモード解除

 

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ポリモーフィズム(クラスの継承)とは?

 エクセルのセルはどの場所のセルであろうと全く同じことが実現できる。簡単に言うとこの機能の均一さがポリモーフィズムである。(どこのセルにも基本的な機能や特性が継承されている)

 

クラスを作成するとは?

 セルの基本的な機能を定義することである。セルには文字が入力できる。着色できる。コピーが出来る。こういった基本的な機能をプログラムで構築する作業がクラスの作成に相当する。

 よって我々はマイクロソフトの社員が開発したセルというクラスを利用しているのだ。

 

カプセル化とは?

 前段で述べたように我々は、セルがどのようなプログラムで構築されているか知らない。しかし、皆はそれをエクセル上で自由に使いこなせている。つまり、クラスを適切に構築出来れば、その中身が分からなくても自由に使えることがカプセル化を意味する。

 

もしクラスが無かったら?

 セルに色を付けたり、コピーするときにセル一つ毎にセルの機能を定義して、それを走らせるためのプログラムをしなくてはいけない。実際のセルを用いた操作まで作業にまでたどり着くことは出来ないだろう。ただ途方に暮れるしかない。

 

まとめ

 実はエクセルにはオブジェクト指向の重要なエッセンスが盛り込まれており、セルが何かを理解することで、オブジェクト指向の本質が理解できたのではないだろうか?

 プログラミング初心者がオブジェクト指向を乗り越えて、有能なプログラマーに成長してくれることを願って止まない。

yasuyan.net