スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

転職を決断する時(5社目)

 

 

在籍期間 2年9ヶ月

 前職の大手子会社で、親会社からの出向社員と子会社社員との間の見えない身分制度に辟易し、実力が正当に評価される環境で働きたいと思いました。

 また自分自身の機構設計の能力を、専門的な環境で伸ばしたい思いもありました。そこで外資系のプラント機器メーカーへの転職を決断しました。

業務内容

 私はプラント機器の詳細設計を行う部署に配属されました。その部署は、新規の装置の据え付けに向けて、現場環境や要求スペックを図面に落とし込んだり、メンテ時の部品の選定、改修工事の図面作成など幅広い役割を担っていました。

初めての外資

 私は新卒から所謂日系の会社に勤務してきており、外資は初めての経験でした。

実力主義

 社員は能力に応じてjob gradeが定義されて、それに応じて給与が決まります。よって、能力のある20代が課長に昇進する一方で、40代後半になってもヒラの人も結構いて、実力が給与とポジションではっきりと明確になっています。

立場に関係なく意見を主張できる

 やはり、ここは外資特有と言いますか、先輩に対しても正しいことは臆することなく意見を主張する人が多かった印象です。

 もちろん扱っている製品が、プラント装備なので、設計を間違えると現場の作業員やオペレーターの命にかかわります。よって、設計に際して技術的な正当性が、第一優先になります。

 このように外資系という環境と扱っている製品の重要性から、年少者であっても正しいことを主張すれば、それが通る環境でした。技術レビューでは前職のような理不尽が無く、納得感を得られました。

 また、自分自身の間違いについても技術論で諭されるので、素直に自分の過ちを認めることが出来ました。

給料は良い

 前職の1.5倍から2倍くらいの給与を貰えました。独身でしたが、いくら散財しても次の給料日までお金が確実に手元に残りました。

 会社の業績が良ければ、賞与に明確に跳ね返ってくるし、自分のjob gradeが上れば次年度の給与が一気に上がります。

 給与と業績の関係が非常に分かりやすく、「あれだけ頑張ってるのにこれだけしか貰えないの」というモヤモヤ感は一切ありませんでした。

外資系企業の影

平社員の中高年にはきついかも

 しかしながら、実力主義が高じて、年少者が、自分よりもjob gradeが下の年上の平社員のことを軽くイジッたり、馬鹿にする様なことも散見されて、首をかしげたくなるような事も度々ありました。

 もちろん、会社が勝ち残るためには実力主義が大前提ですが、最低限のモラルや礼儀を逸脱してはならないと感じました。

収益性の無い部門は売りさばかれる

 ここも外資特有で、基本的に三年連続で赤字の部門は部門ごと消滅して、その部門の社員がリストラされるか、他の会社に社員丸ごと売りさばかれます。しかも、こうしたアナウンスがされるのは、一か月前などの結構直前だったりします。

会社や会社の仲間に対する気持ちは薄い

 よって、会社に対する忠誠心は基本的に低く、給与やポジションに納得がいかなければいつでも出て行ってやろうというスタンスの人が多かった印象です。

 また、相手を貶めても自分さえ助かればそれでいいという社員も一定数おり、常に別の部門をあげつらうことで、自分たちの部門だけを守ろうとする殺伐とした空気もありました。日系企業しか経験の無い人にとっては、結構これは衝撃だと思います。

株主至上主義

 会社の株主が神様、会社は株主の物という側面が色濃く、社内の設備投資よりも株主還元を優先する風潮がありました。

 よって、設計の現場でのシミュレーションソフトが古いままだったり、製造現場での安全設備が不充分なままの印象を受けました。

アファーマティブアクション

 近年の多様な人材の登用の流れを率先して受け入れるばかりに、やる気も能力も不十分な女性社員をやたらと登用し、男性社員が彼女たちのフォローで疲弊する事が多くありました。

退職理由

業務負荷の高さ

 給与は確かに良かったのですが、その分業務負荷も高く、勤務中は常に仕事に追われており、息を抜く暇がありませんでした。土日はずっと寝ていたり、マッサージに行ったりとあまり休日を楽しむ余裕は無かった気がします。

 また、日本は累進課税なので、給与が高くなると、自ずと税金も高くなり、手取りが思ったほど増えません。なんとなく業務負荷のワリに手取りが釣り合ってない(もちろん額面は良い)と感じました。

 さらに、会社の業務がタイトなので、年中イライラして、些細なことで若手を怒鳴りつけるオッサンも多く、会社の雰囲気があまり良くなかった印象です。

会社の取り組んでいる業界が斜陽

 会社の製品が、近年のSDGsと真逆を行くもので、地域住民の反対で、思うように施工が進まない時などもありました。

 また会社もそれを知ってか、将来的にリストラを進めて会社をスリム化する方向だと自分は感じました。(よって、設備投資をケチっていた)

 よって、上層部は改革よりも現状維持、あわよくば自分だけ逃げきってやろうという人が多く見受けられました。

 そのため、30代以下は会社の未来に希望を見出しにくかったと思います。

自己主張を通り越したワガママな一部の社員

 自己主張を出来るのは素晴らしいですが、自己主張を通り越してワガママな社員も一部におり、そうした人たちと仕事上で絡むことに疲弊しました。

(自分のミスを他の社員に擦り付ける、引継ぎをきちんとしないでさっさと退職して行く)

過剰な女性優遇

 女性社員の積極的な登用は結構ですが、能力とポジションが不釣り合いで、そのフォローを行うことにも疲弊しました。(自分で一切技術を学ぼうとせずに、丸投げ)

 さらに二年間の産休と育休を丸々取得した後にフェードアウトする方もおり、自分さえ良ければ良いの極値に達している方もいました。

まとめ

 外資というと給与の高さ、実力主義などのきらびやかな部分がフォーカスされます。その反面で、デメリットも多く存在します。

 日本人特有の礼節や思いやり、協調性を好む人には、中々シビアな環境かもしれません。

 一方で、三年から四年限定で割り切って在籍して、実力と給与を伸ばしたい30代以下の人にはお勧めだと思います。外資系企業に入社をする際は自身の適性や目的を良く考えることをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

達人プログラマー

 

 

個人でのアプリ開発から複数人のプロジェクトへ

 個人での小規模なアプリケーション開発からスタートし、徐々にステップアップし、複数人での共同作業でコーディングに取り組み始めると絶対にやりにくさや違和感を感じると思います。

個人の時は楽しかったし、上手くいってたのに

 大規模なシステム開発ですと、プログラミング技術だけでなく、それらをどうやって管理、運用するかといったプログラミングマネジメントの力が問われていきます。

 そうした時にそのマネジメントがしっかりしていないとプロジェクトメンバーの力が上手く発揮されず、メンバーに精神的ストレスを与えてしまいます。

 さらにマネージャーもプロジェクトの進行の遅れに苛立ちや焦りを感じることになると思います。

達人プログラマー

 自分一人で完結しているプロジェクトでは、多少機能が被っていたり、その機能が別の機能に波及していても、自分さえコードをしっかり理解し、管理が出来ていれば、問題無くプロジェクトは遂行されます。

 しかし、複数人が携わるとメンバーそれぞれが担当した機能が独立していた方が、メンテや更新が楽ですし、ミスも起こりにくいです。

 このような複数人が携わるシステム開発をミスなく効率的に進めるためのノウハウを「達人プログラマー」という本は余すことなく伝えてくれています。

プロジェクトメンバーからマネジャー全てに有益

 達人プログラマーで言及されているルールや考え方をプロジェクトメンバーからマネージャーまで全員が共有できていれば、おそらくプロジェクトの効率はかなり向上すると思われます。

 個別の文法は理解して、コードもそれなりに書けるプログラマーが読むことで、実力をワンランク向上することが可能です。

 また、いまいちプロジェクトの運営がうまく行ってないマネージャーが読むことで、運営の無駄を事前に回避することも可能だと思います。

 コードがきちんと書けるメンバーが揃っているのに、何となく上手く運営出来ていない場合の、その何となくを解決してくれる本です。

初心者は基礎の習得と経験を優先

 完全な初心者は、文法理解と経験の蓄積を優先しましょう。どんなプログラムでも良いので、お客様に納品する経験を積んでいき、その上で達人プログラマーを読むと自分の仕事の無駄な部分などに気付かされて有益だと思います。

 

 

ウーバーイーツ お役立ちバック

 

 

出かけるついでに手軽に宅配業務をしたい

 あくまでも散歩やお出かけがメインで、そのついでにウーバーの配達の仕事をしたいという人も多いのではないでしょうか?

 そういったときにUber Eatsロゴの大きなバックだとあくまでも配達がメインとなり、そのついでにお出かけするのは難しいです。

 また、そのようなバックが本当に必要なシチュエーションは寿司、ピザ、スタバやマクドナルドのダブルなど非常に限定されます。

 よって、そういった依頼をスルーすれば下記で紹介するバックでも十分配達業務がこなせます。

TOURIT 保冷リュック

 すばり上記のニーズを満たせるリュックが通販で入手可能です。その名もTOURIT保冷リュック。

 断熱、防水機能は備えていながら、スタイリッシュで、そのままお出かけしても違和感はありません。

高い収納性と機能性

 一見すると小ぶりですが、上記のリンクや下記の写真の通り、高い収納性を有しています。

 側面の小物入れには本、スマホ、タオル等を楽々収納出来ます。

マクドナルド&スタバ案件対応

 マクドナルドやスタバですと温かい料理と冷たい飲み物がセットで注文されることが多いと思います。

 そういったときは、下記のように断熱アルミシートで中を仕切って配達すれば、まず問題ありません。飲み物は大きいバックだと中で倒れる恐れがありますが、このバックだと中ががっちり固定されて、倒れる心配はありません。

ウーバーイーツ配達員に対する偏見が気になる人も

 私個人の意見としては、ウーバーイーツ配達員は、誇るべき立派な仕事だと思っています。

 しかし、世間の一部の人は、そうして配達員を偏見の目で見たり、揶揄したりします。

 そういった偏見が気になる方でも、上記で紹介したバックならば目立たず、偏見を気にせずに配達業務が可能です。

 世間の目が気になって躊躇している人は、こうしたアイテムで気軽に始めてみてはいかがでしょうか?

yasuyan.net













 

ドイツワールドカップ観戦記(チェコ対イタリア)

ハンブルク

 スペイン対チュニジアを観戦後にチェコ対イタリアの試合が行われるハンブルクを目指した。

 ハンブルクは高原選手が在籍していたハンブルガーSVのホームタウンである。そして、港町であることからドイツには珍しく海産物を素材にした料理が堪能できる。特にパンに小エビを挟んだサンドが絶品で、何度でも食べたくなるおいしさであった。食の面で日本人に優しい街だ。

ハンブルク

 ハンブルクのこの時期の気候の特徴なのか、私が滞在中はずっと、どんよりとした曇りであった。しかし、そうした曇りの天気が町の雰囲気にフィットしているのが何とも不思議。

曇りの天気が程よく街並みに調和

チェコ対イタリア

 チェコは前回のガーナ戦でまさかの敗戦となり、このイタリア戦では引き分け以上でないと苦しい状況。

選手入場

キックオフ

 やはりヤン・コラーの抜けた穴は大きく、前線でのボールキープに苦戦。ネドベドなどの二列目が果敢にミドルシュートを狙うも、あえなく敗戦。

 ネドベド体幹の強さ、持久力、ミドルシュートのコースなどには非常に目を見張るものがあった。

 決勝トーナメント以降も彼のプレーを見たかっただけに無念。ネドベドはこのイタリア戦を持って代表は引退。

 2006年当時、世界ランク2位で優勝候補とも目されていたチェコが、グループリーグで姿を消すことになり、驚きと無念さが残った。

youtu.be

 

 

日本語ファイル名のイメージファイルはweb上で表示エラーになる恐れ

 

ロカール環境でテスト

 下の右図のような日本語が混じったjpgファイルをhtmlファイルに埋め込んでも、ローカル環境ではきちんと表示されてしまいます。

いざアップロード

 ローカル環境で表示されるので、いざwebサーバーにアップロードすると表示エラーになってしまいます。

Webにuploadするファイル名はアルファベットが原則

 ローカル環境で、htmlファイルのイメージが上手く表示されてしまう点が非常に厄介です。

 当初、イメージファイルが表示されない原因はネットワークやサーバーのエラーなのではと疑って、ドツボにはまりました。そして、無用な検証時間を浪費してしまいました。

 このようなトラブルを避けるために、webサーバーにアップロードするファイル名は原則日本語というルールを組織全体で共有することをお勧めします。

別シートのボタンによるマクロ起動エラー対処法


Sheet3のデータをB列をキーにしてソートするプログラム(Sheet1のボタンで起動する)

おそらく通常ですとコンパイルエラーが発生すると思います。
一部の関数(下記では.sortによるキーソート)では、シートをアクティブな状態にしないとプログラムが走りません。
このような時は下記のようにWorksheets("Sheet3").Activateで対象シートをアクティブな状態にしてから、関数を走らせるとコンパイルエラーを回避出来ます。

Sub 並べ替え()

Worksheets("Sheet3").Activate

Sheets("Sheet3").Range(Range("B2"), Range("C" & Cells.Rows.Count)).Sort Range("A1")

End Sub

プログラミング学習でお勧めの本

 

一般的なプログラミングの解説書

 私の感想ですと、文法の詳細な解説がメインです。よって、言語が違くても、どの本の構成も似たり寄ったりです。

 実務ですと文法を知っているだけでは仕事にならないのが実情です。

プログラミングで苦戦している人は文法はクリアしている

 プログラミングで挫折している人の大半は文法だけは理解しています。しかし、そのような文法をどのように組み合わせて行くのかが分かっていません。 

 そして、課題が与えられた時にどのようなプロセスで文法を活用し、課題をプログラムに落とし込んでいくのか説明している本は非常に少ないです。 

 そのような本が無いわけでは無いのですが、ゲームやブロックなどの例えを持ち出して、実際のプログラミング作業から乖離しており、読者は逆に混乱することもしばしばです。

 また、逆に引数が全て変数に格納されて、実務での機能拡張性は素晴らしいが、初心者が読むと抽象的で分かりにくいコードが羅列されている本も分かりにくいです。

 言うならば、実際のプログラミングの作業をプロトタイプ版から抽象化された拡張版へ順を追ってかみ砕いて作り込んでいくプロセスを解説してくれる本が、ほとんどないのです。

 多くのプログラミング学習者は文法は学んだけど、それを実際の課題や実務でどのように活用すれば良いのか、理解できない。さらに、いきなり、抽象化されたコードを目にして、面食らう。このようにして、プログラミングの世界から去っていいきます。

 現在のプログラミングの学習環境下で、プログラマーとして生き残るのは、基本的な文法書を元に自分なりに考えて何とかコードを書いて、動かすこととで、作業プロセスを確立させていける人です。よって、課題の分解、順序だてた作り込みはプログラマーによって十人十色です。

 つまり、プログラミング作成手順のの体系化が、出来ていないのが現状です。

EXCELL VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本

 そうした中で、上記の本は実際の出来るエンジニアが、どのような思考プロセスを経て、プログラミングを作成しているかを細かいステップで順序だてて解説してくれる非常に珍しい本です。

(出来るプログラマーの頭の中身を見せてくれる本と言っても過言ではありません。)

 EXCELL VBAですので、プログラミングの具体例がエクセル動作にのっとっているので、実際の作業から乖離していません。開発環境の構築もありません。

 プログラミングの文法は学んだけど、課題をプログラミングで解決できないと困っている人にとって、渡りに舟となる本です。

 

実務でコードを書いている中級者、上級者にもお勧め

 内容は基本的ですが、中級者、上級者でも課題のブレイクダウンの方法や、機能ごとのステップ分けなどについて、学びになることは大いにあります。

 プログラマーを抱えている会社が研修の一環として、上記の本の手法に則り、プログラミング作成を行えば、メンテナンス性や可読性がおそろしく向上し、会社の業務平準化が一気に進むだろうと思います。

まとめ

 今回紹介した本は、初心者から上級者までの幅広い層に気付きを与えてくれる本です。

 私自身にとって、プログラミングの本質を教えられた本で、この本を読んだことがきっかけになり、コードの理解度が非常に向上し、自信が付きました。

(自分の中の今までのモヤモヤがすっきりしました。)

 学習から実務への架け橋になる本ですので、是非一読することを推奨します。